国土交通省
 独立行政法人海技大学校で開催している改正SOLAS
 条約のShip Security Officer(船舶保安職員)養成講習に
 対するパナマ政府からの承認について

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平成15年12月10日
<問い合わせ先>
海事局船員政策課

(内線45103)

TEL:03-5253-8111(代表)

独立行政法人海技大学校

TEL:0797-38-6223(直通)


 

 海上における保安を目的とした改正SOLAS条約で船舶への乗組みが義務付けられている船舶保安職員の養成講習については、独立行政法人海技大学校(海大)において9月30日より開催しているところですが、本日、パナマ政府から当該講習をパナマにおける船舶保安職員養成講習として承認する旨の証書を受領したのでお知らせします。
 改正SOLAS条約は、来年7月1日に発効することとなっているため、それに間に合うよう船舶保安職員の養成講習についても準備をすすめているところであり、日本籍船に乗組む船舶保安職員のための養成講習については、海大が担うことを予定しています。一方、我が国の商船隊約2,000隻のうち、その約3分の2に相当する約1,400隻がパナマ船籍であり、日本人船員も多数乗り組んでいることから、海大の講習を受講することでパナマの船舶保安職員としての位置付けを得られれば、我が国の商船隊全体として改正SOLAS条約の発効に向けた準備も円滑に進むことが期待できます。このようなことから、国土交通省としてもパナマ政府に直接働きかけ、海大の船舶保安職員の養成講習を承認してもらうよう申請していたところです。
 パナマ政府からの承認にあたりましては、こうした当方の働きかけを受け、12月10日、パナマ海運庁サラメロ副長官が直接海事局船員政策課長を訪れ、副長官から承認書(2003年12月4日付け)が手交されたところです。これによりまして、海大の船舶保安職員の養成講習を修了することで、パナマ籍船に乗船する場合に、パナマが要求する講習を修了した船舶保安職員として位置付けられることとなります。

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