国土交通省
 回転翼航空機の安全確保について
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平成15年5月30日
<問い合わせ先>
航空局技術部運航課

(内線50122)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 平成15年5月30日、航空・鉄道事故調査委員会は、平成14年6月28日奈良県宇陀郡御杖村において発生したロギング作業(伐採した木材をワイヤーで吊り下げて輸送する飛行)中の回転翼航空機の墜落事故等、4件の航空事故調査報告書を公表した。
 これらの航空事故調査報告書を踏まえた航空局の対応については以下のとおりである。

回転翼航空機の安全対策の徹底
 回転翼航空機の安全確保について、以下の安全対策を関係団体に対し周知・徹底するとともに、当省ホームページに掲載する。

(1)回転翼航空機によるロギング作業における安全確保
 回転翼航空機によるロギング作業を行なう際には、機長は、作業基準書に定められた吊り荷の切り離し手順等を遵守するとともに、地上誘導員も同基準書に従った確認を十分に行なうこと。また、荷下ろし場においては、 現地調査等により障害物件等の事前確認を徹底するとともに、作業開始前に打合せを行い、作業手順や作業環境についての必要な安全確認を適切に行うこと。

(2)回転翼航空機の運航事業者に対する全社的な安全対策の実施
 回転翼航空機の運航を行なう事業者は、全社的な安全対策を繰り返し実施し、安全運航より作業効率を優先させることなく、基本的な作業手順の励行、安全運航に対する確認の徹底及び安全管理に対する意識の向上を図ること。

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