平成15年6月23日 |
<問い合わせ先> |
航空局管制保安部保安企画課 |
(内線51135)
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TEL:03-5253-8111(代表)
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- 中間とりまとめの目的
過去3回の議論等を踏まえ、FDP障害の再発を防止するために緊急に講ずべき対策及びプログラムの開発・評価に関する組織・体制・訓練のあり方について、とりまとめ。
- FDP障害の再発を防止するために緊急に実施すべき対策
(1)今年度直ちに実施すべきもの
FDPのオンライン統計処理プログラム等3つのプログラムに、タスクリスタート機能(不具合のあるプログラムをパスして運用を継続する機能)を追加。
(2)次期FDPの前に実施すべきもの(〜17年度)
IDP(入力監査システム)の障害時にも、最低限のデータが、IDPを経由しないでDTAX(国内航空交通情報処理中継システム)等から直接にFDPへ供給できるように改修。
FDPの障害時にもRDP(航空路レーダー情報処理システム)の運用ができるように、FDPからの処理データをRDPで一時蓄積しうるように改修。また、航空路レーダーの重複する覆域に係る情報処理の整理によりRDPの中央処理装置の負荷を軽減。
(3)次期FDPにおいて実施すべきもの(17年度〜)
プログラムの変更に際して新プログラムで障害が発生した場合に、旧プログラムに戻しても、リカバリーデータ(FDPがそれまでに処理したデータを再起動用に保持しているもの)を引き継げるように次期FDPの機能を向上。
(4)FDP運用等において考慮すべきもの
FDPの障害時における旧プログラムでの立上げに備えたマニュアルの整備・改善。障害発生後に航空機への運航の影響を最小限にする管制運用のあり方の検討。
- 今後の組織・体制及び訓練のあり方について、当面実施すべき施策
(1)評価体制
24時間連続稼動等の評価改善策に着実に対応できる実施体制の整備及び評価責任体制の強化。
(2)企画・指導体制等
将来を見据えたシステム構築等のための企画体制、プログラムの品質保証のための請負者の監督指導体制等の強化。
(3)訓練・研修体制
岩沼研修センターにおいて、FDPシステムを担当する職員に対する専門の研修コースの整備。また、システム要員のプロパー的人材の育成について検討。
- 今後の検討の方向
今後、FDPのみならず管制保安部の所掌する航空交通管制情報処理システム全般についてのフェイルセーフのあり方、開発コンセプト等について中長期的に検討。また、国と請負者との関わり方、評価方策の抜本的改善等についても、更に検討。
第4回プレス中間取りまとめ図
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