国土交通省
 平成15年度からの電子入札実施に関するお知らせ
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平成15年1月17日
<問い合わせ先>
大臣官房
 地方課公共工事契約指導室

(内線21962)

 技術調査課

(内線22335)

 官庁営繕部営繕計画課
 特別整備企画室

(内線23313)

 公共事業調査室

(内線24294)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 国土交通省では、工事及び建設コンサルタント業務等において、平成15年度から電子入札を全面的に実施します。
 平成15年度からの電子入札は、複数の認証局から発行されるICカードに対応するため、また、これまでの電子入札システムの機能向上を図るために新システム(電子入札コアシステム)に移行しますので、既に電子入札システムを導入している入札参加者を含め新たな準備が必要となります。
 この度、電子入札導入にあたっての留意事項を取りまとめましたのでお知らせします。

電子認証システム概要図
※電子入札システムは、電子入札施設管理センター
(e-BISCセンター)が一元的に管理しています。


電子入札導入にあたっての留意事項

 平成15年度からの電子入札は、複数の認証局から発行される電子証明書が利用可能となることや、対応するWebブラウザの変更等があります。

  1. 入札参加者が準備する内容
    1)電子証明書(ICカードに格納)
     電子入札に参加するには、複数の認証局からひとつ又は複数を選び、そこから発行された電子証明書(有料)が必要となります。 さらに、国土交通省の電子入札では、代表者(競争参加資格認定通知書に記載されている者)又は代表者から入札・見積権限及び契約権限について年間委任状により委任をうけた者(支店長など)の電子証明書のみにより電子入札が可能となりますのでご注意ください。電子証明書の取得方法につきましては補足資料−1をご参照ください。

    2)電子入札に必要な機器
     電子入札は、インターネットを利用して参加して頂くため、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク環境を準備して頂く必要があります(平成13、14年度に電子入札を行われた方も再度仕様の確認をお願いします)。入札専用のソフトについては、各認証局から提供されますので詳細につきましては各認証局にお問い合わせ下さい。なお、各機器の構成及びスペックについては補足資料−2、3、4をご参照ください。

  2. 入札参加者への支援
    1)電子入札システムの操作練習
     電子入札を全面的に実施するにあたって、電子入札システム利用者の習熟度を深めるための練習環境(Web版チュートリアル)をインターネット上に整備しています。Web版チュートリアルとは、電子入札施設管理センター(e-BISCセンター)のホームページ上で、実際の電子入札システムと同様の画面遷移の確認や、データ入力が体験できるものです。

    2)いままでに寄せられた質問及び回答集(FAQ)
     いままでに寄せられた質問及び回答をe-BISCセンターのホームページに掲載しています。

    3)ヘルプデスクの設置
     電子入札システム操作、接続確認、事前準備等に関するお問合せは、e-BISCセンター・ヘルプデスクをご利用ください。なお、電子証明書に関しては各認証局にお問い合わせください。

    <e-BISCセンター・ヘルプデスク>

    • TEL 03-3505-0514(専用電話) FAX03-3505-8102(専用FAX)
    • e-mail helpdesk@e-bisc.go.jp
    • 電話での受付時間(平日9:00-17:00、12/28-1/3を除く)

  3. その他のお知らせ
    1)ウィルスチェック
     電子入札に際し、発注者へ文書等を添付して送信する場合は、事前にウィルスチェックをお願いします。ウィルスに感染した文書等は受け取ることはできません。

    2)電子入札休止期間
     平成15年度からの新システムへの移行期間として、平成15年4月1日から暫くの間(2〜3週間程度)電子入札を休止します。
     この間にかかる入札手続は、従来どおりの紙入札で行うこととなります。

    3)接続確認テスト
     電子入札に必要な環境が整ったら、接続確認テストが必要となります。接続確認テストにあたっては、平成15年2月頃にe-BISCセンターのホームページ上に専用Webサイトを設けますのでご利用ください。


<補足資料−1>

電子証明書(ICカードに格納)について

1)概要
 平成15年度からの電子入札に参加するには、下記の認証局からひとつ又は複数を選び、そこから発行される電子証明書(有料)が必要となります。電子証明書はICカードに格納してあり、このICカードを使用し、電子入札を行います。

2)電子証明書を取得する方法
 各認証局のお問い合わせ先については、JACICホームページに掲載しています。

3)国土交通省の電子入札を利用するための注意事項
 国土交通省の電子入札を利用することができるICカードは、代表者(競争参加資格認定通知書に記載されている者)又は代表者から入札・見積権限及び契約権限について年間委任状により委任をうけた者のICカードに限られます。
 代表者以外の方が国土交通省の電子入札を利用する場合は、平成15・16年度競争参加資格認定通知を受けた後、電子入札による入札参加手続前に各発注部局に年間委任状を提出することが必要となります。


<補足資料−2>

ハードウェアについて

 電子入札コアシステムで要求される仕様は以下のとおりです。ご不明な点は、e-BISCセンター・ヘルプデスクまでお問い合わせください。

1)機器構成

項番 項目 仕様
ハードウェア要件
パソコン本体 OSがサポートしているPC/AT互換機(DOS/V)
CPU ・デスクトップの場合:Intel Pentium2プロセッサ 266MHz以上 ※1
・ノートの場合:Intel Mobile Pentium2プロセッサ 266MHz以上 ※2
メモリ 128MB以上
HDD 1ドライブの空き容量が500MB以上
FDD 3.5インチフロッピーディスクドライブ×1
CD-ROM CD-ROMドライブ×1
インターフェイス インターネットの回線接続が必要となります。
ICカードリーダの接続方法については、各認証局にお問い合わせください。
解像度 1,024×768 ドット(XGA)以上
ICカードリーダ 各認証局にお問い合わせください。
※1、※2:端末内部処理による待ちを最小限にするため
 Pentium4 1.5GHz以上
 PentiumV 800MHz以上
を推奨します。

【参考】
 平成13〜14年度との相違点

  平成13〜14年度 平成15年度〜
ICカードリーダ メーカ:GEMPLUS社製
機種:GemPC410(シリアル接続)
各認証局にお問い合わせください。


<補足資料−3>

ソフトウェアについて

 電子入札コアシステムで要求される仕様は以下のとおりです。ご不明な点は、e-BISCセンター・ヘルプデスクまでお問い合わせください。

1)ソフトウェア

項番 項目 仕様
ソフトウェア要件
対応OS※1 Windows 98,Windows 98 Second Edition,
Windows NT Workstation 4.0 (SP5以上),
Windows Me,Windows 2000 Professional,Windows XP
全て日本語版
Webブラウザ※1 Netscape 7.0 (フリーソフト)
Internet Explorer 5.5 SP2
Internet Explorer 6
Java VM JRE (Java Runtime Environment) 1.3.1_04
(下記の入札専用ソフトにも入っています。)
入札専用ソフト ICカードを電子入札システムで使用するために必要なソフトウェアで、各認証局から提供されます。
(費用等については各認証局にお問い合わせください。)
※1:ICカードを利用するためのソフトウェアによっては、対応OS及びWebブラウザが制限される場合があります。詳細は各認証局へ確認してください。

【参考】
 平成13〜14年度との相違点

  平成13〜14年度 平成15年度から
対応OS Windows 95,Windows 98,
Windows 98 Second Edition,
Windows NT Workstation 4.0 (SP5以上),
Windows Me,Windows 2000 Professional
左記OSに対して
Windows 95を対象外
Windows XPを対象に加える
Webブラウザ Netscape Communicator 4.6以上
Netscape 6以降に未対応
Netscape 7.0(フリーソフト)
Internet Explorer 5.5 SP2
Internet Explorer 6
※平成13〜14年度利用できたWebブラウザは利用できません。
Java VM JRE 1.2.2_011,JRE 1.3.1_01 JRE1.3.1_04
※平成13〜14年度利用できたJava VM は利用できません。
入札専用ソフト 現行システム対応 新システム対応
※平成13〜14年利用できた現行システムソフトでは利用できません。


<補足資料−4>

ネットワーク環境について

 入札参加者の端末とe-BISCセンターとはインターネットを介して接続されます。インターネットで接続する方法としては、電話回線で直接接続する方法や社内LANを使用して接続する方法もあります。以下に代表的な接続方法を示します。ご不明な点は、e-BISCセンター・ヘルプデスクまでお問い合わせください。

1)回線
  • インターネットへの接続手段としてダイヤルアップ(一般電話回線、ISDN回線)、ADSL回線又は専用線接続の方法があります。
  • ダイアルアップ接続の場合は、ISDN回線程度の回線速度での使用をお勧めします。

回線容量と添付ファイル送信時間の目安

接続種別 回線種別 回線速度 添付ファイル送信時間:
(1MBのファイル転送(標準:理論値))
ダイヤルアップ接続 一般電話回線 28〜56kbps 約6分30秒〜約3分15秒
ISDN回線 64kbps 約3分
常時接続 ADSL回線 1.5Mbps〜 約6秒(1.5Mbpsの場合)
専用線 128kbps〜 約1分30秒(128kbpsの場合)

 ※
 上記はあくまで理論値です。
 ※
 回線の転送効率を約70%と想定しています。
 ※
 1アクセス占有時における目安であり、回線の混み具合、回線状況、環境によっては、これ以上の時間が必要となることが予想されます。

2)プロバイダ
  • インターネットを利用するためには、プロバイダ(ISP)との契約が必要となります。
  • 電子入札システムで使用する以下の通信プロトコルが通過可能であることをプロバイダに確認する必要があります。

【通過が必要な通信プロトコル】
HTTP:Hypertext Transfer Protocol
HTTPS:Hypertext Transfer Protocol Security
SMTP:Simple Mail Transfer Protocol
LDAP:Lightweight Directory Access Protocol ※

 ※
 平成15年度から新たに必要となる通信プロトコルです。
 平成15年度からの電子入札システムでは、政府認証基盤(GPKI)の仕様に基づいた「LDAP」の通信プロトコルを使用した電子証明書の有効性検証を行いますので、入札参加者側の通信プロトコル通過も必要となります。

3)ファイアーウォール
 社内LANを使用する場合、社内のファイアーウォール(F/W)が下記の通信プロトコルの通過を許可しているか確認する必要があります。

 【通過が必要な通信プロトコル】HTTP,HTTPS,SMTP,LDAP ※

 ※
 平成15年度から新たに必要となる通信プロトコルです。
 ※
 平成15年度からの電子入札システムでは、政府認証基盤(GPKI)の仕様に基づいた「LDAP」の通信プロトコルを使用した電子証明書の有効性検証を行いますので、入札参加者側の通信プロトコル通過も必要となります。
 ※
 社内のネットワーク環境(構成や設定)にもよりますが、F/Wだけでなく、プロキシ関連の設定の確認も必要となることがありますのでご注意ください。
 ※
 通信プロトコル「LDAP」の通過について、「LDAP」の通過確認方法及び必要となるファイアーウォールの標準的な設定方法を、e-BISCセンターのホームページに掲載します。

4)バックアップ
 不慮の回線障害なども想定されますので、バックアップの環境を確保することもおすすめします。

【バックアップの例】

  • 専用線のバックアップとしてダイヤルアップ回線の用意。
  • ダイヤルアップ回線のバックアップとして別回線の用意。
  • 複数プロバイダとの契約。
  • ハードウェアのバックアップの用意(例:PC2台用意)。

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