国土交通省
 「中国をめぐる物流ワークショップ/シンポジウム」について
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平成16年4月23日
<問い合わせ先>
総合政策局複合貨物流通課

(内線25402、25423)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 社団法人日本インターナショナルフレイトフォワーダーズ協会(JIFFA)と総合政策局複合貨物流通課は、財団法人シップ・アンド・オーシャン財団の支援により、日中の官民連携による共同プロジェクトとして、「中国をめぐる物流ワークショップ/シンポジウム」を以下のとおり開催することを決定した。
 本プロジェクトは、本年3月に中国・北京で開催された「第8回日中フォワーダー協議」における合意を具体化させるものであり、中国側より商務部、交通部の参加が内定しており、また、中国におけるフォワーダー事業者団体である「中国国際貨運代理協会(CIFA)」の全面的な協力を得ることとなっている。
 中国は、「世界の工場」として急速に発展するとともに、WTO加盟後、外資の導入が一段と進んでおり、我が国からも多数のメーカー、小売業者、物流事業者等が中国に進出してきている。今後、中国では、沿海部に加えて広大な内陸部への生産・流通拠点の展開が進むとともに、大消費市場としての発展が見込まれることから、「中国を基点とした最適なサプライチェーンの構築」が特に重要となってきている。
 このような背景から、本プロジェクトでは、中国を基点とするサプライチェーンマネジメント(SCM)のあり方、今後の課題や対応策等について検討し、その成果をシンポジウムで発表することにより、中国をめぐる物流の円滑な発展に資するとともに、日中双方の荷主企業、物流事業者による最適なSCM構築のための一助としたいと考えている。また、これらを通じて我が国産業競争力及び国民生活の向上に寄与し、これを契機に、日中双方の物流面における連携協力関係を一層緊密なものとしていきたい。

  1. 開催日時:平成16年11月17日(水)、18日(木)
  2. 開催場所:東京
  3. 開催内容:
     日中双方の物流事業者、荷主、関係行政機関等から選出する有識者により、中国におけるSCMのあり方について検討する「ワークショップ」と、その成果を発表する「シンポジウム」から構成。

    なお、開催内容の詳細については、決まり次第、近く公表の予定。

    (注)サプライチェーンマネジメント(SCM)
     資材の調達から生産、販売を通じて最終顧客に至るまでの流れをひとつの連鎖として捉え、これらの全体最適化を図り、顧客満足の向上と経営効率の向上を目指す管理手法。例えば、最新のITを駆使して、売れ筋商品情報を生産や流通計画に迅速に反映させ、無駄な生産、過剰在庫、店頭での欠品などをなくすための効率的な物流システムを構築すること。

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