観光交流の拡大に関する日韓の共同声明について

平成１６年７月２２日

＜問い合わせ先＞

総合政策局国際観光推進課

（内線27412）

TEL：03-5253-8111（代表）

　本日（７月２２日）、石原国土交通大臣と来日中のチョン・ドンチェ文化観光部長官は、日韓間の観光交流の拡大を図っていくことで意見が一致し、「観光交流拡大に関する日韓観光担当大臣の共同声明」（概要別紙のとおり）に署名しました。
　本声明では、観光交流を促進するため、日韓両国がともに２０１０年までに訪問客の倍増を目標とするとともに、日韓国交正常化４０周年にあたる２００５年が「日韓友情年２００５」と定められたことを受けて、同年を「日韓共同訪問の年」とし、観光・文化交流を拡大するための行事を実施することとしています。

［参考：日韓間の観光交流の状況について］

　○２００３年の訪日韓国人：約１４６万人（前年比１５％増）

	1999	2000	2001	2002	2003
訪日韓国人数 (対前年伸び率)	942,674 (30％)	1,064,390 (13％)	1,133,971 (7％)	1,271,835 (12％)	1,459,333 (15％)

※韓国は、訪日旅行者数国別ランキングで１９９９年より５年連続第１位。

訪日外国人数国別ランキング（２００３年）
　　１位：韓国、２位：台湾、３位：米国、４位：中国、５位：香港

　○２００３年の訪韓日本人：約１８０万人（前年比２２％減）

	1999	2000	2001	2002	2003
訪韓日本人数 (対前年伸び率)	2,184,121 (11％)	2,472,054 (13％)	2,377,321 (▲3％)	2,320,820 (▲2％)	1,802,171 (▲22％)

※２００３年はＳＡＲＳ等により減少したが、最新の月毎データでは再び増加傾向にある。

日本人訪問者数国別ランキング（２００３年）
　１位：米国、２位：中国、３位：韓国、４位：タイ、５位：香港

別紙

観光交流拡大に関する日韓観光担当大臣の共同声明の概要

（１）観光交流拡大の目標

日本・韓国とも、外国からの訪問客数を今後２０１０年までに倍増させることを目標とする。

（２）日韓共同訪問の年

日韓国交正常化４０周年にあたる来年が日韓両首脳間で「日韓友情年2005」と定められたことを受けて、その活動の一環として、同年を上記（１）の目標達成に向けた重要な一年と位置づけ、「日韓共同訪問の年」とする。
同年に、日韓両国の官民の関係者は、両国間の相互交流を大幅に増加させるため、一致協力して、観光・文化交流を拡大するための行事を実施する。
「日韓共同訪問の年」を定めるにあたり、日韓両国の観光交流の拡大のための広報活動を行う「日韓共同訪問年広報大使」を日韓各１名任命する。
日韓両国の観光当局は、「日韓共同訪問の年」の具体的戦略を練るための会議を、関係地方公共団体、さらには幅広い民間企業からの代表者を交え、本年末までに開催する。