平成16年9月15日 |
<問い合わせ先> |
総合政策局交通消費者行政課 |
(内線25518) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
国土交通省では、公共交通機関におけるバリアフリー化を一層推進するため、「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律(交通バリアフリー法)」に基づき、交通事業者及び地元自治体等と一体となって、高齢者や障害者等の方が公共交通機関を気軽にご利用いただけるような取組みを進めています。
その一環としてこのたび、中国運輸局において、ソフト面でのバリアフリー化を推進するための社会実験を行うことになりました。
これは、9月21日から2週間、広島市内の主要交通ターミナル(広島駅、広島バスセンター、宇品旅客ターミナル)に設置する常駐センターを拠点として、事前に応募頂き研修を受講された市民ボランティアの方々に、高齢者や障害者等の方でお困りの方に対し、公共交通機関の切符の購入、乗降、乗り継ぎ、手荷物の運搬、通路・階段の移動などの手助けをして頂くものです。
中国運輸局では、今後この実験結果を踏まえ、交通バリアフリー推進のため、一般市民等のボランティアによる自発的な取組みが可能な限り効果的に発揮できる環境整備のための仕組みづくりについて検討していく予定です。
これらの取組みは、交通バリアフリー法に基づき、国民に求められている「高齢者、身体障害者等に対する理解と協力」、すなわち国民の「心のバリアフリー」の推進に資するとともに、「バリアフリーに関する関係閣僚会議」で決定された「バリアフリー化推進要綱」(平成16年6月1日)において、公共交通機関における人的支援に関する施策の一つとして位置付けられた「鉄道駅及びその周辺において高齢者、障害者等の移動をサポートするバリアフリーボランティア等の取組みを支援する」との要請にも応えるものです。
今回の特徴は、一定の広域に亘ること、各交通モードを跨ること、NPO等市民団体や大学のネットワークやノウハウを活用していることであり、実施概要は下記のとおりです。
活動期間 | 第一次 平成16年9月21日(火)〜10月4日(月) AM9:00〜12:00/PM13:00〜16:00 |
第二次 11月実施予定(日程調整中) | |
常駐センター | JR広島駅 北口2階総合案内所付近 |
広島バスセンター 乗車ホーム入り口付近 | |
宇品旅客ターミナル 案内所付近 | |
活動概要 |
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活動範囲※ | (鉄道) 広島駅において、JRで乗降車する利用者について、改札口の外側(改札口の内側は、JR西日本の職員が対応)。ただし、広島市内のJR無人駅(芸備線の狩留家駅までの区間及び可部線に所在)における乗降については、4日前までの予約があれば、可能な範囲で、広島駅から出向いて対応。 |
(新交通システム) 県庁前駅において、アストラムラインで乗降車する利用者について、改札口の外側(改札口の内側は、広島高速鉄道の職員が対応)。 | |
(バス・路面電車) バス(広島電鉄、広島交通、広島バス、中国JRバス及び芸陽バス。高速バス、リムジンバス等は除く)並びに路面電車(広島電鉄)については、常駐センター(3カ所)の最寄りの停留所において乗降を手伝う他、次の区域の路線において、乗降手伝のための添乗を行うこともある。
東部方面(海田市駅)、西部方面(西広島駅(己斐))、北部方面(高陽団地)、北西部方面(大町駅)及び南部(宇品旅客ターミナル)で境界付けられる広島市中心部の区域。 |
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(旅客船) 宇品旅客ターミナルにおいて、旅客船で乗降する利用者について、ターミナル内の支援(旅客船内は、旅客船事業者の職員が対応)。 | |
その他 |
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主催者等 |
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※この内容について、中国運輸局において関連情報を発表しています。
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