- 平成16年中に476件の応募
国土交通省では、平成16年度のビジット・ジャパン・キャンペーンの中核事業の1つとして、2005年2月5日(土)から2月20日(日)までを“YŌKOSO! JAPAN WEEKS”(“ようこそWEEKS”)として設定し、国内外において集中的にキャンペーン事業を行うこととしています。
平成16年11月11日(木)に、この集中キャンペーンに賛同し、参加して下さる方の募集を行ったところ、本年だけで476件の事業の応募をいただきました。ご応募本当に有り難うございました。今後は小冊子、ホームページでのPRなどに努めてまいります。
- キーワードは「楽しく、安く、便利に」
ようこそWEEKSの事業の重点は、以下の3点です。
(1)外国人観光客歓迎ムードの創出(楽しさ)
(2)外国人観光客の旅行費用の負担軽減(安さ)
(3)外国人観光客の不便の解消・軽減(便利さ)
これらのメリットを実感していただくために、以下の事業を実施します。
外国人観光客を歓迎するためのイベント(45箇所)等
(1)オープニングイベント
六本木ヒルズ(東京都:2月4日(金))
(2)中国向けイベント
富士急ハイランド(山梨県:2月8日(火))
(3)韓国向けイベント
ハウステンボス(長崎県:2月11日(金)、12日(土))
サンリオピューロランド(東京:2月15日(火))
(4)地方イベント(別紙1参照)
今般、新規に開催するイベント(7箇所)及び既存のイベントに外国人観光客を歓迎する催しを追加したもの(34箇所)の計41箇所が日本各地で行われます。
<新規イベント>
- 木更津海ほたるフェスティバル2005(千葉県)
(東京湾海ほたるにおいて、和太鼓などの歓迎イベントや記念品の配布を実施)
- ハートふれあい散歩&写真コンテスト(東京都)
(浅草等で外国人と日本人が一緒になった東京散歩及び外国人による写真のコンテスト等を実施)
- 十二単衣着付けと「王朝舞」(京都府)
(下鴨神社社殿において「十二単衣」の着付けの過程と着付け後には十二単衣姿による王朝舞を披露)
- 茶室のおける抹茶体験(京都府)
(高台寺(こうだいじ)において、茶室での抹茶の無料サービスを外国人に対して実施)
- 舞楽奉納(奈良県)
(春日大社の御神前において、神事芸能として伝承されている舞楽を奉納)
- 槍術の演武及び体験等(奈良県)
(興福寺において、宝蔵院流槍術の演武及び体験を実施。また、この演武を鑑賞する外国人に、興福寺五重塔(国宝)の初層を特別公開。)
- 瀬戸内夕焼けフェスティバル(香川県)
(瀬戸内海に沈む美しい夕日を見ながらのクルージング体験等を提供)
なお、上記イベントに加えて、京都・奈良・滋賀の寺社仏閣等において、国宝や重要文化財の特別観覧が実施されます。(平等院、東大寺、薬師寺、唐招提寺、彦根城等)外国人観光客の旅行費用負担の軽減
諸外国に比べて高いと言われる日本における旅行費用の軽減のために、以下の取組みを行います。
- ようこそWEEKS記念ツアーの造成・販売(例:中国からの中国向けイベントを盛り込んだ特別料金での記念ツアー造成(東京・富士・箱根(4泊5日):通常12万円→10万円)、かまくら体験などを盛り込んだ特別料金での国内記念ツアー造成)
- 国内で販売する外国人用のツアーの割引(例:近畿日本鉄道の訪日外客専用パスを半額(3,500円→1,750円)で販売、市バス専用1日乗車券の提供(京都))
- 小売店における外国人対象の割引(例:東京・秋葉原電気商店街、大型カメラ店、アウトレットモール等)
- 各種施設における外国人対象の割引(例:(社)日本ホテル協会傘下の宿泊施設、(社)国際観光日本レストラン協会傘下のレストラン、各地テーマパーク、温泉施設等)
外国人観光客の不便の解消・軽減
外国人が日本国内を旅行しやすくするために、以下のような取組みを行います。
- ITを活用した外国人観光客の行動支援(例:自動翻訳及び観光情報提供機能を有する携帯端末(PDA)の成田空港における貸出し(本日付け別途発表資料「『e-ナビ実証実験』の実施について」参照)、全国均一料金による電話通訳案内サービスの提供等)
- 観光通訳ガイドの利用の容易化(例:(社)日本観光通訳協会が2月6日(日)に東京、名古屋、京都、広島の一定の観光施設において観光ガイドを無料で実施)
- 外国人対応可能なレストランを紹介するガイドブックの作成
- JNTOによる訪日外国人向けの観光案内所、宿泊施設、交通機関等を対象に1月中旬から全国で研修を実施
- クレジットカード利用の容易化(例:日本クレジットカード協会による顧客応対マニュアルの作成、加盟店におけるYOKOSO JAPANロゴマークの掲示等)
- 外国人用のレールパスの使用可能路線の拡大(例:JR西日本の関西国際空港連絡特急)
- 今後の取組みについて
ようこそWEEKSの周知徹底
このキャンペーンについて国内で広く理解と協力を求めるとともに、外国人観光客にキャンペーンの内容を的確に把握してもらう観点から、関係する民間業界、団体のご協力を得て、観光客が利用する施設等を中心に、以下の方法により周知徹底を図ることとしています。
- 航空機内(例:小泉総理による訪日観光促進ビデオの機内上映、キャンペーンに関する情報の機内誌掲載、期間中のイベントや割引等の情報を掲載した小冊子(Bを参照)の機内配布等)
- 空港内(例:ポスターや横断幕(バナー)の掲示、空港内スクリーンでの上記ビデオの放映、案内所における上記小冊子の配布等)
- 鉄道施設内(例:駅及び車内におけるポスターの掲示、車両へのロゴシールの貼付、キャンペーンに関する情報の車内誌掲載、案内所における上記小冊子の配布等)
- ホテル内(例:上記小冊子の宿泊客への配布、ロゴマークの旗の掲揚等)
- 国際郵便物(例:ロゴシールを国際スピード郵便(EMS)専用封筒に貼付)
「ようこそWEEKS ボランティア」の募集
このキャンペーンを広く国民の皆様に参加していただきながら進めるため、1月初旬にキャンペーン実施についてのボランティアの募集を開始することとしています。
小冊子「ようこそWEEKS ハンドブック」の作成
これまでご紹介したキャンペーン実施期間中の外国人観光客を歓迎するためのイベント、外国人観光客の旅行費用の負担軽減のための割引、外国人観光客の利便向上のための取組みを網羅した小冊子「ようこそWEEKS ハンドブック」については、1月下旬に完成し、配布を開始することとしています。
「ようこそWEEKSモニター」の実施
ようこそWEEKSの効果を的確に検証し、今後の訪日観光客増加への取組みに生かすため、集中キャンペーンについての外国人観光客の反応及び国内の認知度についての調査を実施する予定です。
以上〜についての詳細は別途お知らせする予定です。
- 「ようこそWEEKSポスター」の発表(別紙2参照)
「笑顔で ようこそ!」をキャッチフレーズに、日本を訪れて下さるお客様に、もっと日本を好きになっていただきたいという気持ちを込めて、「日本中、“おもてなしの心”が満開の2週間に」というメッセージを添えて作成しました。今後、キャンペーンの周知徹底に活用していきます。