国土交通省
 河川と下水道の連携を中心とする
 都市水路検討会(第2回)の開催について

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平成16年8月6日
<問い合わせ先>
河川局河川環境課

(内線35452、35463)

都市・地域整備局下水道部

(内線34312、34314)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 国土交通省都市・地域整備局下水道部及び河川局では、都市の水路を保全、再生、創出するために、最も関係の深い河川と下水道を中心に、都市における水路のもつ役割を再評価し、その活用及び水量の確保に向けての現行制度の課題と今後のあり方についての検討を開始しその一環として、「都市水路検討会」を開催していますが、7月15日の第1回に引き続き第2回の検討会を開催することとなりましたのでお知らせいたします。

  1. 背景及び趣旨
     東京では水路などの水面が江戸時代に較べ半分にまで減少したといわれるとおり、現代の都市は水路を暗渠化、埋め立てすることにより高度な土地利用を可能とし、機能的な都市空間を生み出してきました。
     都市における水路は、まちづくりの中で重要なアクセントとなるばかりでなく、水と緑の潤いのあるオープンスペースとして貴重な自然空間を形成する機能、周辺と一体となって魅力的でにぎわいのある空間を創出する機能、あるいは災害時の防災機能など多面的な機能を有する施設です。
     最近、都市再生をめざすまちづくりの中で、都市における水路が注目され、水路・水面の復活についての様々な取り組みが全国各地で始まっています。
     都市における水路を保全、再生、創出するにあたっては、地方公共団体のみならず、市民や民間事業者が役割分担したうえで、湧水等の水源の保全、河川からの導水、下水高度処理水の活用などの方策を検討するとともに地域に即した適切な整備・管理を実施していくことが必要です。
     本検討会では、まちづくりと一体となって都市の水路を保全、再生、創出するために、最も関係の深い河川と下水道を中心に、都市における水路のもつ役割を再評価し、その活用及び水量の確保に向けての現行制度の課題と今後のあり方について検討を行うものです。

  2. 検討委員会の構成

    安中徳二   日本下水道事業団理事長
    井上和也   京都大学防災研究所長  (座長)
    小倉紀雄   東京農工大学名誉教授
    岸井隆幸   日本大学理工学部教授
    櫻井敬子   学習院大学法学部教授
    西村幸夫   東京大学大学院工学系研究科教授
    古米弘明   東京大学大学院工学系研究科教授
    松田芳夫   (社)雨水貯留浸透技術協会理事長
    三野徹   京都大学大学院農学研究科教授
    村田泰夫   朝日新聞経済部編集委員
    森田昌史   全国農村振興技術連盟委員長
        (敬称略)

     ※必要に応じて地方公共団体の担当職員や学識経験者等の出席を求めます。

  3. 第2回検討会
      日時:平成16年8月9日10時〜12時
      場所:中央合同庁舎2号館低層棟共用会議室3

  4. 予定
      秋頃を目途に中間取りまとめを行います。

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