平成16年6月28日 |
<問い合わせ先> |
自動車交通局技術安全部 |
環境課 |
(内線42523) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
地球温暖化の防止の観点から、化石燃料を使用せず「カーボンニュートラル」の特性を有しているバイオマス燃料の実用化・普及が期待されています。
バイオマス燃料の利活用を効率的に推進るためには、バイオマス燃料を100%あるいはそれに準ずる高い濃度で使用することが望まれますが、既存のディーゼル自動車にそのまま高濃度のバイオマス燃料(バイオディーゼル燃料)を使用すると、排出ガス性能の変化や、エンジン部品の劣化等の不具合が生じる等の安全・環境上の問題点が発生することが懸念されています。
このため、国土交通省では、独立行政法人交通安全環境研究所を中核的研究機関として、平成16年度及び17年度の2ヵ年で、100%あるいは高濃度のバイオマス燃料に対応し得るエンジン及びこれを搭載した「バイオマス燃料対応自動車」の研究開発を行うこととし、本事業を推進するために、バイオマス燃料対応自動車開発促進事業検討会(別紙)を設置しました。
今般、第1回検討会を6月25日に開催し、バイオマス燃料対応自動車の事業計画が策定されました。その中で具体的な開発目標等が下記のとおり決められました。
記
(1)バイオマス燃料対応自動車の開発目標
NOx(窒素酸化物) :新長期規制値の1/2以下(1.0g/kWh以下)
PM(粒子状物質) :新長期規制値の1/4以下(0.007g/kWh以下)
燃費及び出力性能 :既存のディーゼル車と同程度
(2)開発目標時期
平成18年3月
(別紙)
バイオマス燃料対応自動車開発促進事業検討会
検討委員名簿
順不同 敬称略 | ||||
◎検討委員 | ||||
座長 | 池上 詢 | 福井工業大学教授(京都大学名誉教授) | ||
大聖 泰弘 | 早稲田大学理工学部 教授 | |||
梶谷 修一 | 茨城大学工学部 教授 | |||
小川 英之 | 北海道大学工学部 教授 | |||
掛川 俊明 | 社団法人日本自動車工業会 | |||
和田 紀夫 | 千葉県環境生活部大気保全課 自動車公害対策室長 |
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