国土交通省
 DC−9−81型機及びDC−9−87型機の一斉点検について
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平成16年1月19日
<問い合わせ先>
航空局技術部航空機安全課
(内線50232)

電話:03-5253-8111(代表)


 

  1.  日本エアシステム(JAS)のDC-9型機において本年1月6日(DC-9-81、福岡空港において離陸前にエンジンの出力を上げたところエンジンに振動が発生した)及び1月7日(DC-9-87、鹿児島空港を出発し上昇中にエンジンに振動が発生したことにより鹿児島空港へ引き返した)に発生した2件のエンジン故障について、取り卸したエンジン2台を当該エンジンの製造者であるプラット・アンド・ホイットニー社の工場(ニュージーランド)で分解したところ、いずれのエンジンも高圧圧縮機の第8段静翼が欠損していることが判明した。
     このため、JASは、1月18日夜から同型のエンジンの当該部分の内視鏡点検結果を開始したところ、本日朝までに検査した6機のうち5機のエンジン6台の高圧圧縮機の第8段静翼に亀裂が発見された。
  2.  航空局では、この報告に基づき、JASに対し、DC-9-81型機及びDC-9-87型機合計25機のうち、残る19機について、次の飛行までに上記内視鏡検査を実施することを指示した。
  3.  2.の検査が完了するのは、1月21日の見込みである。また、亀裂が発見されたエンジンは交換を要するため、運航できなくなる同型航空機が相当数発生する見込みである。

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