国土交通省
 日比建設産業会議の開催について(結果概要)
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平成17年3月7日
<問い合わせ先>
総合政策局国際建設経済室
(内線25854)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 国土交通省では、去る3月3日及び4日の両日、日本及びフィリピン両国の建設会社の相互理解、連携協力関係が今後一層促進されるよう、フィリピン政府と共催で、建設産業に関わる両国の官民の関係者が一堂に会して情報交換・意見交換を行う初めての会議(「日比建設産業会議」)を開催いたしました。
 この会議は、昨年11月の小泉総理・アロヨ大統領による経済連携協定(EPA)締結に関する大筋合意において、フィリピン建設市場の自由化※が盛り込まれたことを踏まえ、今後の両国建設会社の一層の相互理解、連携協力関係の促進を目的として、開催したものです。
会議の概要は以下の通りです。

  1. 開催時期・場所
     平成17年3月3日(木)〜4日(金) 於:マニラ市内
        (3月3日:本会議、3月4日:建設プロジェクト現場視察)

  2. 本会議の結果概要(3月3日)

    【ポイント】

    •  日比双方の最新の建設市場の動向や関連する国内法制の概要、両国建設会社の海外展開の状況等について、理解の向上が図られた。
    •  日比双方の主要な建設会社が多数出席し、相互に紹介、情報交換、交流する場が提供された。
    •  日比双方の建設会社の今後の更なる連携協力のために、両国政府の参加も得て、今後も議論を継続していくことについて意見の一致をみた。

    【主な議事】
    1 冒頭、三沢国土交通審議官、アキノ貿易産業省次官、石井在比大公使より開会挨拶。
    2 日本側より次の報告を行った。
        「我が国の建設市場及び建設業許可制度の概要」
        「我が国建設業の海外展開の現状」
        「比建設会社との連携及び比技術者の活用状況」
    3 フィリピン側より次の報告を行った。
        「比国の建設市場及び建設業免許制度の概要」
        「比建設会社の海外展開の現状」
        「比建設会社と日系建設会社の協力の可能性」
    4 質疑・意見交換の実施
    5 カストロ比国設計協会会長、タンボコン比国建設業協会会長、平野(社)海外建設協会代表より閉会挨拶。

  3. 建設プロジェクト現場視察(3月4日)

     マニラ近郊で、フィリピン建設会社が施工した次の建設プロジェクトについて、両国の会議参加者により視察を行った。

    • エイジアン・ターミナル・プロジェクト<港湾ターミナル>
    • エイジアン病院<病院>
    • グリーンベルト・コマーシャル・センター<コマーシャル・センター>
    • RCBC・プラザ<コンドミニアム>

  4. 出席者(全体で100名弱)
    日本側)三沢真 国土交通省国土交通審議官、大野雄一 国土交通省国際建設経済室長、(社)海外建設協会・同会員企業、在比日本大使館ほか(裏面参照)
    比側)アキノ貿易産業省次官、デラクルズ建設産業庁長官代理、フィリピン建設業協会・同会員企業、フィリピン設計協会・同会員企業ほか

  5. 写真
     会議の模様を撮影した写真を提供可能(電子ファイル)ですので、必要な方は下記問い合わせ先までご連絡ください。

    ※大筋合意に盛り込まれた比建設市場の自由化(我が国建設会社の受注対象範囲の拡大)
    1我が国建設会社が受注できる工事として、従来からのODA案件等に加え、比経済特区内に投資する企業等の発注する工事(例えば日系製造業者の工場建設等)を追加。
    2提出書類の省略など建設業許可申請手続の見直し


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