平成17年3月29日 |
<問い合わせ先> |
総合政策局貨物流通施設課 |
(内線25323、25324) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
倉庫の種類 | 普通倉庫 | 冷蔵倉庫 | サイロ 倉庫 |
鉄鋼専 用倉庫 |
水面庫 | 合計 | ||||
規模(※) | 大 | 中 | 小 | 大 | 中 | 小 | ||||
事業者数 | 43 | 80 | 29 | 76 | 40 | 18 | 23 | 18 | 11 | 338 |
※規模区分は以下のとおりである。
普通倉庫 大規模・・・所管面積(期末現在) 33,000m2以上
中規模・・・ 〃 6,600m2以上33,000m2未満
小規模・・・ 〃 6,600m2未満
冷蔵倉庫 大規模・・・所管容積(期末現在) 25,000m3以上
中規模・・・ 〃 7,500m3以上25,000m3未満
小規模・・・ 〃 7,500m3未満
普通倉庫 | 冷蔵倉庫 | |||||
全事業者 | 経営指標 | 割合 | 全事業者 | 経営指標 | 割合 | |
事業者数 | 3,902 | 152 | 3.9% | 1,169 | 134 | 11.5% |
所管面(容)積 | 37,274 | 7,117 | 19.1% | 28,103 | 13,251 | 47.2% |
売上高 | 1,220,464 | 233,952 | 19.1% | 352,971 | 166,431 | 47.2% |
(1)対象事業者である普通倉庫業者152社のうち黒字決算は138社(90.8%)である。これらの対象事業者の1社平均の事業別売上高構成をみると、全売上高68億2,902万2千円のうち、普通倉庫業部門は13億7,643万1千円(20.2%)となっており、以下、自動車運送事業部門15億770万4千円(22.1%)、港湾運送事業部門11億3,128万8千円(16.6%)、不動産賃貸事業部門6億9,184万6千円(10.1%)、通運事業部門9,863万4千円(1.4%)等となっている。
(2)対象事業者である冷蔵倉庫業者134社のうち黒字決算は110社(82.1%)である。これらの対象事業者の1社平均の事業別売上高構成をみると、全売上高86億951万円のうち、冷蔵倉庫業部門は12億4,205万4千円(14.4%)となっており、以下、食品事業(食品加工・販売業)部門60億9,794万3千円(70.8%)、不動産賃貸事業5,707万4千円(0.7%)、凍結・製氷業部門6,008万8千円(0.7%)等となっている。
(3)対象事業者であるサイロ倉庫業者23社のうち黒字決算は21社(91.3%)であり、全売上高に占めるサイロ倉庫業部門の割合は5.1%である。対象事業者である鉄鋼専用倉庫業者18社のうち黒字決算は16社(88.9%)であり、全売上高に占める鉄鋼倉庫業部門の割合は3.3%である。対象事業者である木材専用倉庫業者11社のうち黒字決算は7社(63.6%)であり、全売上高に占める木材倉庫業部門の割合は8.9%となっている。
倉庫事業全体の収益及び費用は昨年度に比べ減少している。そのうち、保管部門及び荷役部門における費用を削減したものの、経常収支率は前年度と同じであり依然100%を割っている(99.4%)。しかしながら、荷役部門等に含まれる流通加工を単独で見ると黒字となっている。また、1社平均の人件費及び下請費用が減少したものの、主要原価に占める人件費(下請費用を含む)の割合は51.3%となり、前年度に比べ若干増加している。 |
(1)収支状況
1社平均の倉庫部門における経常収益は13億9,674万4千円、経常費用は14億461万2千円、経常損失は786万8千円であり、経常収支率は99.4%と前年度と同じである。なお、調査対象事業者152 社中、倉庫部門で黒字となっている事業者は93社(61.2%)である。
倉庫部門のうち、保管部門における1社平均の経常収益は前年度に比べて2,391万7千円(2.8%)減の8億1,550万2千円、経常費用は前年度に比べて798万1千円(1.0%)減の7億9,294万2千円となった。経常利益は2,255万9千円と前年度に比べて1,593万7千円(41.4%)の減少となっている。この結果、経常収支率は102.8%と前年度より2.0ポイント低下している。
これに対して、荷役部門における1社平均の経常収益は前年度に比べて707万8千円(1.2%)減の5億8,124万2千円、経常費用は前年度に比べて2,379万円(3.7%)減の6億1,166万9千円となった。
また、荷役部門等に含まれている流通加工を行っている事業者は57 社(37.5%)で、57社中の1社平均の流通加工収益は3億5,407万8千円、流通加工費用は2億8,441万4千円であり、流通加工を単独でみれば、黒字となっている。
経常損失は3,042万7千円と前年度に比べて1,671万2千円(35.5%)の減少となっている。この結果、経常収支率は95.0%と前年度より2.4ポイント増加しており、改善が見られる。
(2)主要原価
1社平均の経常費用14億461万2千円のうち、人件費が23.2%、下請費用が28.1%、賃借料12.6%、減価償却費9.7%、営業外費用2.2%(うち金融費用1.9%)となっている。人件費、下請費用、賃借料については、昨年度に引き続き、今年度も減少している。減価償却費については、今年度は増加に転じており、営業外費用については474万円(13.1%)減と大幅な減少となった。
(3)生産性
従業員1人当たりの営業収益は1,506万2千円と、前年度に比べて7.9%(129万4千円)減少している。従業員1人当たりの入出庫数量は4,908トンと、前年度に比べて6.0%(314トン)減少している。従業員1人当たりの所管面積は512uと、前年度に比べて6.7%(37u)減少している。
このように生産性については、昨年度に比べ厳しい状況が伺われる。
倉庫事業全体の収益及び費用は昨年度に比べ減少し、経常収支率は102.8%と前年度と比べ若干減少している。また、荷役部門等に含まれる流通加工を単独で見ると黒字となっている。なお、1社平均の人件費は増加しており、下請費用は昨年度に比べ減少したものの、主要原価に占める人件費(下請費用を含む)の割合は45.4%となり、前年度に比べ若干増加している。 |
(1)収支状況
1社平均の倉庫部門における経常収益は12億5,918万5千円、経常費用は12億2,489万2千円、経常利益は3,429万4千円であり、経常収支率は102.8%と前年度より1.1ポイント低下している。なお、調査対象事業者134社中、倉庫部門で黒字となっている事業者は99社(73.9%)である。
倉庫部門のうち、保管部門における1社平均の経常収益は前年度に比べて5,496万3千円(6.5%)減の7億9,458万6千円、経常費用は前年度に比べて3,466万8千円(4.4%)減の7億5,371万8千円となった。経常利益は4,086万8千円と前年度に比べて2,029万5千円(33.2%)の減少となっている。また、経常収支率は105.4%と前年度より2.4ポイント低下している。
これに対して、荷役部門における1社平均の経常収益は前年度に比べて2,387万9千円(5.4%)増の4億6,460万円、経常費用は前年度に比べて1,770万円(3.9%)増の4億7,117万4千円となった。
また、荷役部門等に含まれている流通加工を行っている事業者は26社(19.4%)で、26社中1社平均の流通加工収益は5億61万9千円、流通加工費用は4億7,675万6千円であり、流通加工を単独でみれば、黒字となっている。
経常損失は657万4千円と前年度に比べて617万9千円(48.5%)の減少となっている。この結果、経常収支率は98.6%と前年度より1.4ポイント上昇するなど昨年度に比べ改善が見られる。
(2)主要原価
1社平均の経常費用12億2,489万2千円のうち、人件費が23.7%、下請費用が21.7%、減価償却費9.7%、賃借料10.3%、営業外費用3.4%(うち金融費用2.8%)となっている。人件費については昨年度に引き続き、今年度も増加しており、賃借料については増加に転じ、減価償却費については減少し、下請費用についても若干減少している。営業外費用については、696万4千円(14.3%)減と大幅な減少となった。
(3)生産性
従業員1人当たりの営業収益は1,483万7千円と、前年度に比べて2.5%(38万6千円)減少している。従業員1人当たりの入出庫数量は1,653トンと、前年度に比べて0.5%(8トン)増加している。従業員1人当たりの所管容積は1,181 m3と、前年度に比べて2.2%(25 m3)増加している。
※ 四捨五入の関係で、端数が合わない場合がある。
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