平成17年8月29日 |
<問い合わせ先> |
土地・水資源局水資源部 |
水資源計画課 |
(内線31251、31233) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
内閣官房 |
前線降雨や台風11号による降雨はあったものの、依然四国を中心に厳しい状況にある渇水問題に対応するため、本日下記のように渇水対策関係省庁会議幹事会を開催しましたが、会議の概要は別紙の通りです。
記
内閣官房内閣参事官 | |
防衛庁運用局運用課長 | |
総務省自治行政局地域振興課長 | |
文部科学省大臣官房文教施設企画部施設企画課長 | |
厚生労働省健康局水道課長 | |
農林水産省農村振興局計画部土地改良企画課長 | |
経済産業省経済産業政策局地域経済産業グループ産業施設課長 | |
資源エネルギー庁電力・ガス事業部電力基盤整備課長 | |
(幹事長) | 国土交通省土地・水資源局水資源部水資源計画課長 |
国土交通省河川局河川計画課長 | |
気象庁総務部企画課長 | |
環境省環境管理局水環境部水環境管理課長 |
(別紙)
渇水対策関係省庁会議幹事会の開催結果
今年は春先からの西日本を中心とした少雨のため、6月末までは平成6年の渇水を上回るペースでの渇水が進行した。その後、7月上旬の降雨で中国地方、九州地方では渇水が緩和し、さらに、先週の台風11号による降雨により一部水系での取水制限は解除されたものの、現状でも6水系で取水制限が実施され、2県19市町で給水制限が実施されている。
特に、四国の早明浦ダムでは8月19日に発電専用容量を除く利水容量がゼロになる事態が生じ、その後の降雨によりこの状況は脱却しているものの、台風11号によるまとまった降雨がなく、貯水率は4.6%(8月29日0時現在)で、厳しい状況が続いている。
(1)渇水に関係する省庁で構成する下記会議の開催
渇水対策担当者会議(担当者レベル) 6月29日に開催
渇水対策関係省庁会議(局長レベル) 8月12日に開催
渇水対策関係省庁会議幹事会(課長レベル) 8月18日に開催
(2)関係省庁での体制の整備
国土交通省 6月3日に国土交通省河川局渇水対策本部を設置
農林水産省 6月29日に農村振興局「農業用水緊急節水対策本部」を設置
(1)四国を中心に厳しい状況にある渇水問題に対応するため、8月18日に「渇水対策関係省庁会議幹事会」を開催したところであるが、その後の降雨による早明浦ダム貯水率の回復は十分でなく、9月1日頃には再び利水容量がゼロになる見通しである。このため、渇水対策関係省庁会議幹事会を開催し、渇水情報の収集・交換及び意見交換を行った。
(2)四国の吉野川では、早明浦ダムで8月19日に発電専用容量を除く利水容量がゼロになる厳しい渇水になった。このような厳しい渇水に対処するため、これまでに関係機関において実施した主な対策は以下の通り。
水源・用水の確保として
給水支援として
節水対策として
その他
(3)四国の吉野川では、このまま雨が降らなければ9月1日頃に早明浦ダムの利水容量が再びゼロになる見込みである。また、当面まとまった降雨は期待できず、より厳しい状況になるため、関係機関において上記に加えて今後状況に応じて実施することとしている主な対策は以下の通り。
水源・用水の確保として
(4)今後とも、さらに密接に情報交換を行うとともに、渇水対策関係省庁会議を適宜開催し、対応について万全を期することで合意した。
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