国土交通省
 既存建築物における窓ガラスの地震対策について
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平成17年3月23日
<問い合わせ先>
住宅局建築指導課

(内線39564)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

 平成17年3月20日に発生した福岡県西方沖を震源とする地震において、福岡市中央区天神の「福岡ビル」のガラスが割れ、道路に大量に落下する事態が発生しました。
 この事態を受け、国土交通省において原因等の調査を行ったところ、当該ビルは、昭和53年に改正された建設省告示第109号第3第4号の基準(以下「告示の基準」という。)の導入以前の昭和36年に建築されたビルであり、
 ・落下したのは、硬化性のシーリング材を用いた普通板ガラスであったこと
 ・網入りガラスを用いた部分は落下しなかったこと
であることが確認されました。また、当該ビルの周辺の建築物では、このような規模でガラスが落下した事例はほとんど見られないことから、告示の基準に適合しない建築物において発生した事例であると考えられます。
 しかしながら、このようなビルは、当該地区だけではなく、全国に存在すると考えられることから、建築物の窓ガラスの安全対策について調査するよう小泉総理大臣より指示があり、国土交通省では、全国の地方公共団体に対して類似の建築物※を調査し、改修の指導などを行うとともに、その結果について4月18日までに国土交通省に報告するよう通知しました。

 

※調査対象建築物
 中心市街地(容積率400%以上の地域)避難道路等に面する区域内の、昭和53年以前に建築された3階建て以上の建築物


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