国土交通省
 自動車の世界的な基準調和の枠組み協定における執行委員会
 議長に、アジアから初めて日本からの代表が選出されました!

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平成17年3月10日
<問い合わせ先>
自動車交通局技術安全部
技術企画課
(内線42253)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 自動車の安全・環境基準については、安全・環境レベルの向上や国際流通の円滑化を図るため、各国ごとに異なる基準の世界的な調和が進められており、平成12年8月には基準の世界的な統一を促進するための協定(別添注)が発効しています。
 平成17年3月10日(木)にスイス、ジュネーブにて開催された本協定の執行委員会(UN/ECE/WP29/AC3)において、和迩健二・国土交通省自動車交通局技術安全部技術企画課国際業務室長が執行委員会の議長に選出されました。議長の任期は1年です。
 本協定には21カ国及び1地域(EU)が加盟しており、発効からこれまで、2カ国(米国及び英国)の代表が議長職を勤めていますが、今般の日本からの議長選出は、アジア地域から初めてのこととなります。
 日本政府は自動車基準の国際的な調和を重視し、世界統一基準の作成作業など、基準調和に向けた活動に対して積極的に取り組んできたところです。今後は、執行委員会の議長国として、世界統一基準の早期採択に向けた各国との意見調整及び取りまとめの役割が期待されています。


別添

注)98年協定(又はグローバル協定)
 (正式名称:車両並びに車両への取付け又は車両における使用が可能な装置及び部品に係る世界技術規則の作成に関する協定)
 自動車とその部品の安全性と環境レベルの向上や国際流通の円滑化を図るために、各国ごとに相違している自動車の安全性や環境の技術上の基準を世界的に調和させることを目的として、平成10年(1998年)、国連において採択された協定。

加盟国:カナダ、米国、日本、フランス、イギリス、EU、ドイツ、ロシア、中国、韓国、イタリア、南アフリカ、フィンランド、ハンガリー、トルコ、スロバキア、ニュージーランド、オランダ、アゼルバイジャン、スペイン、ルーマニア、スウェーデン(21カ国/1地域、平成17年3月現在)

 

参考1)自動車基準調和世界フォーラム(WP29)
 58年協定(相互承認協定)及び98年協定に基づき、自動車の安全、環境に係る国際調和基準の策定を行っている会議体(国連欧州経済委員会(UN/ECE)内に設置)。

参考2)ドアラッチ・ヒンジ部品に係る世界統一基準(gtr:global technical regulation)については、昨年11月に初のgtrとして採択されている。

参考3)現在世界統一基準として策定作業中の項目(例)

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