国土交通省
 航空重大インシデント調査報告書を踏まえた航空局の
 措置について
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平成17年1月28日
<問い合わせ先>
航空局技術部運航課

(内線50122)

 管制保安部管制課

(内線51212)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

 本日、航空・鉄道事故調査委員会は、平成16年3月7日全日空901便の副操縦士が疾病により正常に業務ができなくなった事案及び同年4月9日ジャルエクスプレス2385便が管制指示とは異なる滑走路方位から着陸進入を試みた事案に係る重大インシデント調査報告書を公表した。
 これを踏まえ、航空局は以下の通り措置することとしたので、お知らせします。

  1.  全日空901便に係る重大インシデントにかんがみ、本日、関係団体を通じ航空運送事業者に対し、乗員のインキャパシテーション(心身機能喪失)発生時にとるべき措置について、改めて乗務員に周知するよう指示した。

  2.  ジャルエクスプレス2385便に係る重大インシデントにかんがみ、同種事案の再発防止を図るため、本日、関係団体を通じ航空運送事業者に対し、管制交信の確実な実施及び聴取内容の相互確認について、改めて乗員に周知するよう指示した。
     また、本インシデント発生後、管制機関に対し業務実施に当たっては乗員の意図確認を積極的に行うよう通知したところであるが、本日、改めて管制機関に対し、航空機との管制交信を確実に行うよう指示した。また、本インシデントを踏まえ管制方式基準の見直しの必要性について検討する予定。

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