国土交通省
 日本航空インターナショナルに対する事業改善命令等について
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平成17年3月17日
<問い合わせ先>
航空局監理部総務課

(内線48143)

 技術部運航課

(内線50122)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

  1. 事案の概要

    • 3月16日、日本航空1021便において、本来、出発時に客室乗務員が非常口扉(4カ所)のドア・モードを「脱出スライド自動展開モード」(注)に変更すべきところ、この変更操作を失念し、そのまま出発させてしまい、結果として、全飛行過程で、ドア・モードは自動展開モードになっていない事案が発生しました。

      (注)非常口扉のドア・モードを「脱出スライド自動展開モード」に変更することにより、万一の緊急脱出時等で非常口扉を開けた際に、自動的に脱出スライドが展開することが可能となる。

  2. 航空局の措置

    (1)本件事案の他、日本航空インターナショナル(JALI)においては、先日来B747貨物機の主脚部品の誤使用事案、仁川国際空港における管制指示誤認事案を相次ぎ発生させていることから、かかる事態の再発防止と運航安全の確保を図るため、本日、原因究明の徹底及び一斉安全点検の実施、安全組織体制の見直し及び従業員に対する安全意識の再徹底を内容とする事業改善命令を発しました。

    (2)また、
     1日本航空(JALS)に対しては、グループ全体を統括する持株会社として傘下のJALI及び日本航空ジャパン(JALJ)に対し適切な指導・監督を実施するよう、
     2JALJに対しては、新千歳空港における管制指示違反を起こしていることにも鑑み、原因究明の徹底及び一斉安全点検の実施、安全組織体制の見直し及び従業員に対する安全意識の再徹底を実施するよう、
    厳重に警告しました。

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