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 「厳冬期の鉄道の安全運行の再徹底に関する指示についての会議」の
 開催結果について(概要)

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平成18年1月12日
<問い合わせ先>
鉄道局技術企画課

(内線40702、40744)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

1 日時・場所
平成18年1月12日(木) 11:00〜12:00
中央合同庁舎3号館 国土交通省2階特別会議室

2 出席者
(1) 鉄軌道事業者の安全を担当する役員
中島 尚俊   北海道旅客鉄道 専務取締役(鉄道事業本部長)
橋口 誠之   東日本旅客鉄道 取締役副社長(鉄道事業本部長)
原  恒雄   東海旅客鉄道 取締役副社長(技術部門・鉄道事業本部・安全対策部担当)
山崎 正夫   西日本旅客鉄道 取締役副社長(安全性向上に関すること)
佐野  正   四国旅客鉄道 常務取締役(鉄道事業本部長)
亀山 壽郎   九州旅客鉄道 専務取締役(鉄道事業本部長)
小林 正明   日本貨物鉄道 専務取締役(ロジスティクス本部長)
池田  操   東武鉄道 取締役副社長
野口 満彦   近畿日本鉄道 専務取締役(鉄道事業本部長)
北川 知正   東京都交通局 技監
山本 勝徳   鹿島臨海鉄道 取締役(旅客営業部長・安全推進室長)

(2) 協会・協議会の事務局
野上 健一   日本民営鉄道協会 常務理事
山本 幸宏   公営交通事業協会業務部長
武田 縣   第三セクター鉄道等協議会 常任幹事事務局長

3 議事次第
1厳冬期の鉄道の安全運行の再徹底に関する指示
2情報提供
3意見交換

4 議事概要
(1) 厳冬期の鉄道の安全運行の再徹底に関する指示(鉄道局長より)
1 年末年始の輸送等に関する安全総点検については本年1月10日をもって終了したが、今期は冬季の気象環境が殊に厳しく、特に昨年12月25日にはJR東日本羽越線において強風が関与したと見られる脱線事故により多くの死傷者を出す結果となってしまったことは誠に遺憾である。
2 また、昨年4月に発生したJR西日本福知山線脱線事故をはじめ鉄道における重大事故が連続して発生しているところである。   これらの事故については、被害の甚大さは言うに及ばず、事故を惹起した事業者がいずれも我が国の鉄道を代表すべき鉄道事業者であることは、看過することのできない重大な事態であり、国民の鉄道に対する信頼回復が大きな課題となっている。
3 これらに鑑み、これから迎える厳冬期に向けて、安全総点検終了後も引き続き強風、大雪、なだれ等に対する対策に万全を期し、安全運行の再徹底を図ることとされたい。
4 その際、今回の事故を契機とした強風対策については、現在、1月末を期限として「風速計の緊急総点検」を指示しているところであるが、その結果を待つことなく、ハード・ソフト両面について、できることから速やかに実施することとされたい。   特に、列車の運行面については、風速計の情報のほか、周辺の気象情報を活用し、いわゆる「早め規制」など、より慎重な運行規制を行うこと等により、安全の確保に万全を期されたい。

(2) 情報提供(国土交通省より説明)
1 羽越線脱線事故の概要
2 強風、大雪等による事故事例
3 強風対策への国土交通省としての対応(「鉄道強風対策協議会」の設置等)

(3) 意見交換
1各社より今年の雪の状況やこれまでの風対策の取組みについて紹介があり、さらに路線毎に環境も異なることから、それぞれの場所で対策として何ができるか検討を進め、できることから対策を講じていきたい旨の発言があった。
2「鉄道強風対策協議会」において、今回紹介された課題も含め、広範な知見を集め、より適切な風対策の方向性について示して欲しい、との要望が出された。

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