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 第2回 超高速船に関する安全対策検討委員会議事概要
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平成18年4月26日
<問い合わせ先>
海事局国内旅客課

(内線43402、43432)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

  1. 日時
     平成18年4月26日(水) 10:30〜12:30

  2. 場所
     中央合同庁舎2号館 国土交通省15階海難審判庁会議室

  3. 出席者
    <委員> 安富国土交通審議官(委員長)、矢部大臣官房技術総括審議官(副委員長)、星野海事局長、杉山政策統括官、平田海上保安庁次長、平田海難審判理事所長(以上、国土交通省)
    小田巻増殖推進部漁場資源課長、山下資源管理部遠洋課長(以上、水産庁)
    加藤委員、池田委員、田村委員、網谷委員(以上、学識経験者) 
    田中委員、寺田委員、佐久間委員、濱田委員、松廣委員(以上、メーカー)
    藤間委員、古川原委員(以上、運航事業者)
    <事務局> 坂下企画課長、永松外航課長、岡田国内旅客課長、安藤安全基準課長、澤山検査測度課長、後藤船員労働環境課長(以上、海事局)

  4. 議事概要

    • 事務局よりトッピー4事故に関連して、地方運輸局(運航労務、船舶検査)によるトッピー4の損傷状況、また、超高速船事業者に対する緊急の立入検査の結果等についての報告があった。

    • 委員からのプレゼンテーションを行った。

    1.  運航事業者
       (藤間委員(東海汽船)、古川原委員(佐渡汽船))
      ■現在実施中の安全対策(見張りの強化、シートベルト着用の徹底、要注意海域における減速航行等)
      • シートベルト着用の運送約款への取り込み可能性について

    2.  船舶専門家
        (田村委員(海技研))
      ■事故時の加速度等の今後の解析の手法、方向性等について

    3.  鯨類生態系専門家
       (加藤委員(東京海洋大学))
      ■日本近海の鯨類の生息状況について
      ■鯨類探知装置の可能性について
      ■アンダーウォータースピーカー改良の可能性(最適周波数、音量等)について

    4. メーカー
       (田中委員(川崎造船))
      ■鯨類探知装置とアンダーウォータースピーカーの有効性について
      ■鯨類探知装置とアンダーウォータースピーカーの両立可能性について
      ■座席およびシートベルト改良の可能性について
       (濱田委員(三菱重工))
      ■隠岐航路就航の超高速船「レインボー」の衝突事故の状況と対策について

      ○ 質疑応答
      ■ 超高速船の就航する海域によって鯨類の種類が異なり、音への反応等も異なるため、それぞれに応じた対応が必要。

      ■ アンダーウォータースピーカー(以下、UWSとする)の効果については、超高速船自体の発する音量、UWSの周波数、音波、音の種類等に影響されるがどうなっているか。
       → ジェットフォイルの発する音量はほとんどない。レインボーはかなりの音量がある。
       → 周波数は1〜30キロヘルツを発生可能、音量は190デシベル

      ■ 障害物を避けるために、UWSとともに、探知装置の改良についても期待している。

      ■ 諸外国においても、鯨類と高速船との衝突は近年多発している。

      ■ 調査捕鯨について、資源調査という目的で、場所、数、規模等科学的裏付けのもとで行われている旨の報告があった。

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