日本航空９０７便事故に関連して起訴された航空管制官に対する第一審判決に関する航空局長コメントについて

　

平成１８年３月２０日

＜問い合わせ先＞

航空局管制保安部

(内線51202）

TEL：03-5253-8111（代表）

　平成１３年１月３１日に発生した日本航空９０７便事故に関連して、業務上過失傷害罪で起訴されていた事故当時の航空管制官２名に対する判決が東京地方裁判所において言い渡されました。判決内容は、両管制官とも無罪でありました。
　判決は無罪でありましたが、安全確保を最大の使命とする航空輸送において、１００名にのぼる方々が負傷されたことは誠に遺憾であります。
　航空局としては、事故発生以降、「日本航空９０７便事故の再発防止に向けた安全対策」を取りまとめるとともに、航空・鉄道事故調査委員会の勧告、建議等を踏まえ、航空管制官の教育、訓練のあり方の見直し等、同種事故の防止に全力を挙げて取り組んできたところでありますが、あらためて航空の安全を守るべき責任の重大さを痛感し、事故の防止に真剣に取り組み、国民の皆様の航空の安全に対する信頼回復を図る所存でございます。