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 LCEM手法を用いた官庁施設における地球温暖化対策の一層の推進について
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平成18年3月29日
<問い合わせ先>
大臣官房官庁営繕部
設備・環境課

(内線23752、23736)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 国土交通省大臣官房官庁営繕部では、LCEM(ライフサイクルエネルギーマネジメント)手法を活用した官庁施設の整備・保全指導を行うことにより、政府の実行計画の目標達成に取り組んでいきます。

  1. 検討の背景及び目的(別紙1)
     国家機関の建築物の利用に伴い排出される温室効果ガスの排出量は、国の事務及び事業に伴い排出される温室効果ガスの過半を占めています。これを削減するためには、施設のライフサイクル(企画、設計、施工、維持管理、改修、解体)を通じて、省エネルギー性能の分析・評価を実施していくことが重要です。
     そこで、今年度、検討を進めてきた「公共建築物におけるライフサイクルエネルギーマネジメント委員会(委員長:村上周三 慶応義塾大学教授)」の成果(別紙2)を踏まえ、設計者、施工者、施設管理者等、官庁施設のライフサイクルに携わるすべての主体にとって使いやすいLCEM(ライフサイクルエネルギーマネジメント)手法をとりまとめ、政府の実行計画の推進のために活用していくこととしました。

  2. LCEM手法の概要
    (1) LCEM手法の特徴
     LCEM手法は、パソコン上で実際の設備システムの稼働状況をシミュレートし、省エネルギー性能の評価を行う手法で、以下のような特徴を有しています。
    1 設計者、施工者、施設管理者の共通の「ものさし」として使用可能
    2 盛夏・真冬時(ピーク負荷時)、梅雨・初冬時(部分負荷時)等、多様な条件下でのシミュレーションが可能
    3 製造業者毎に異なる機器の特性を踏まえたシミュレーションが可能
    (2) 具体的活用方法
     LCEM手法を用いて、次のような対策を実施していきます。
    1 部分負荷時を重視した設備システムの設計を実施
    2 試運転調整時や施設運用時に、設計値と運転状態値(実績値)とを比較照合しながら、省エネルギー性能の評価・運用改善指導等を実施
    (3) LCEM手法の活用による効果
     LCEM手法を活用することにより、次のような効果が期待できます。
    1 多様な運用実態に、より効率的に対応できる設備システムの設計
    2 外気条件、室内利用条件等が変化した場合の最適な運転方法をシミュレーションにより検討し、検討結果を実運転に反映することにより、最適な運転を実施

  3. 今後の展開
     今年度の検討により、標準的な設備システムについてはLCEM手法の活用の目処が立ったことから、来年度は複数の施設においてLCEM手法を活用した評価・検証を行います。


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