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「第5回日ASEAN次官級交通政策会合」の結果について


 

 



 「第5回日ASEAN次官級交通政策会合」の結果について

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平成19年6月27日
<問い合わせ先>
総合政策局国際業務室

(内線25912、25916)

総合政策局国際建設室

(内線25803、25816)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

 我が国とASEAN各国との交通分野における連携を促進するため開催された「第5回日ASEAN次官級交通政策会合」の結果をお知らせします。

  1. 日程等

    日程 :

    2007年6月26日(火)

    終日会合
        27日(水) 地元視察
           瀬戸大橋、水島工業地帯、倉敷美観地区等
        28日(木) スタディ・ツアー (神戸等)
           神戸港、物流センター、関西国際空港等
    会合場所 : 岡山国際ホテル (岡山県岡山市)
        瑞光の間4  
    出席者 : 日本側: 石津大臣官房審議官 他
        ASEAN側 各国交通担当省及びASEAN事務局の次官級 他
           (別紙1参照)

  2. 本会合での主な討議・合意事項

    (1)日ASEAN交通連携プロジェクト

    a) 日ASEAN交通連携の下で実施している21プロジェクトについて、本年2月の「第4回日ASEAN交通大臣会合」からの進捗状況を確認し、着実に成果を上げていることを評価しました。
    b) 創設から5年目を迎える21プロジェクトの今後のあり方・方向性について、活発な意見交換が行われ、今後1年程度をかけて枠組みの見直しを図ることとしました。

    (2)物流分野の主要政策
     物流サービスの統合計画、物流開発調査等のASEAN内の取り組みを踏まえ、アジア・ゲートウェイ構想に示された「ASEANの広域物流網の整備」について、日ASEAN間の協力をさらに強化していくことを合意しました。また、物流に関する人材育成の推進方法や日ASEANそれぞれの役割分担等をとりまとめた「日ASEAN物流人材育成ガイドライン」を本年11月に予定されている「第5回日ASEAN交通大臣会合」に提出し、承認を求めることに合意しました。

    参考 : (アジア・ゲートウェイ構想から抜粋)
    人流・物流ビックバン
    ○アジア全体の切れ目ない (シームレスな) 物流圏の構築
    • アジア全体を視野に入れた企業のサプライチェーン構築にあたってのボトルネック解消のため、アセアンの広域物流網の整備や貿易手続きの電子化 (アセアン・シングルウィンドウの構築)、インドの港湾・鉄道等のインフラ整備 (「デリー・ムンバイ間産業大動脈構想」等)、人材育成 (「アジア人船員国際共同養成プログラム」等) 等への支援を推進。

    (3)都市交通分野の主要政策
     ASEAN諸国が直面する急激な都市化や車社会化による都市問題・環境問題の現状をあらためて認識するとともに、ASEAN内の先進的事例や我が国の知見・技術を活用した鉄道・バス等の都市公共交通手段及びITS等の交通システムの整備といった日ASEAN交通連携の取り組みに、引き続き協力していくことを確認しました。

    (4)安全・安心分野の主要政策
     本年2月の「第4回日ASEAN交通大臣会合」にて採択された「日ASEAN交通セキュリティ大臣宣言」のフォローアップとして、同じく同会合で採択された「日ASEAN港湾保安向上計画」の進捗を確認するとともに、日ASEAN地域における航空セキュリティの向上を目的とした「日ASEAN航空保安向上計画(案)」を本年11月に予定されている「第5回日ASEAN交通大臣会合」に提出し、承認を求めることに合意しました。また、日ASEAN交通連携における津波対策及び日本の航空・鉄道事故調査委員会の取り組みを紹介し、引き続き協力していくことを確認しました。

    (5)その他
     中国地方に関する地域政策を以下のとおり紹介し、意見交換を行いました。

    • 「中国地方の交通」 (池田中国運輸局企画観光部長)
    • 「中国地方の交通基盤整備」 (山中中国地方整備局企画部長)
    • 「岡山県の紹介」 (杉岡山県企画振興部長)


  • ASEAN側会議参加者

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