平成20年3月13日 |
<問い合わせ先> |
大臣官房地方課 |
(内線21951) |
TEL 03-5253-8111(代表) |
標記の会議について、以下のとおり開催されましたのでお知らせします。
- 開催日時及び場所
平成20年3月5日(水)10:00〜12:00
国土交通省省議室
- 委員
梅田 晴亮 |
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弁護士 |
大橋 弘 |
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東京大学大学院経済学研究科准教授(欠席) |
金本 良嗣 |
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東京大学大学院経済学研究科教授(欠席) |
郷原 信郎 |
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桐蔭横浜大学法科大学院教授 |
地頭所 五男 |
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城西国際大学経営情報学部元教授 |
長瀧 重義 |
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愛知工業大学工学部教授 |
奈良 輝久 |
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弁護士 |
堀田 昌英 |
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東京大学大学院工学系研究科准教授 |
宮本 健蔵 |
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法政大学法学部教授(欠席) |
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【敬称略(五十音順)】 |
- 議事概要
- 峰久事務次官挨拶
「水門談合事件を受けて取りまとめた改善措置に基づき綱紀の粛正や、コンプライアンスの徹底に取り組んでいる中で、国土交通省の2事務所で不祥事が相次いで発生したことは、非常に残念なことであり、国民の信頼を裏切るもの。先月25日、国土交通大臣は、全職員に対し、厳正・公正に所管行政に当たり、国民の負託に応えていくことができるよう今一度、発注者としての責務を強く意識し直し、発注者と応札者・受注者との間の規律保持を徹底することが必要であると訓示し、早急に規律保持のための対策を講じる必要があると指示。
これを受けて、委員各位に緊急にお集まり願い、不祥事再発防止のために必要な更なる対策の検討をお願いする次第。国土交通省として、早急に、その対策を講じ、国民からの信頼回復に努めることとしているのでよろしくお願いしたい。」
- 事務局説明
(1)近畿地方整備局国営飛鳥歴史公園事務所及び豊岡河川国道事務所に係る入札関係不祥事事案について
(2)水門談合事件を受けた国道交通省の改善措置及びその実施状況について
(3)入札関係不祥事再発防止対策の検討について
- 意見の概要
- 刑事事件が連続して生じてきたことを踏まえ、地方整備局のみに任せずに、本省でも直轄で監査を実施し、検証するべき。
- 昨年まとめた改善措置は、組織利益目的で恒常的な違法行為への対策であり、全体的にはびこっていた不正行為に色々な観点から光を当てて検討した対策であるが、今回のような個人利益目的で単発的な違法行為に対しては、別の観点からの対策の検討が必要。このため、国土交通省が自から、事実関係を把握し、原因究明して、その原因に対応できる再発防止対策をとることが必要。
- 談合や不正に係る疑義案件に係る調査については、疑義案件の選定基準や選定のプロセスを見直し、効果的な調査が行えるようにすることが必要。
- 現在の公共建設工事は誰が努力し、作っているのか、国民から顔が見えない。もっと前面に出て、地元の人と会うべきだと思っているが、今般のような不祥事の発生により、国の公共工事が地元からだんだん縁がうすくなっていく気がして残念。不正の起こりにくい対策は必要であるが、国民から顔が見えなくならないような配慮が必要。
- 水門談合事件に加えて今回の事案は専門職種の関係及び緊密な人間関係に特徴があり、その中での慣行がある。日頃から、顕在化していない問題意識等を把握し、それへの再発防止対策を講じることが必要。

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