国土交通省
「長期輸送需要の予測」
   −運輸政策審議会総合部会長期輸送需要予測小委員会報告−(要旨)

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運輸政策審議会総合部会長期輸送需要予測小委員会
平成12年6月8日



I 基本的な考え方

1.21世紀初頭における経済社会情勢の変化を展望しつつ、2010年時点での具体的な経済社会フレーム等を前提条件にして、輸送需要予測を実施。

2.輸送需要は、経済成長率等について複数の代替案を設定し、幅を持たせて予測。
 経済成長率は、1.8%と2.2%、為替レートは90円/$と120円/$を設定。


II 輸送需要予測の結果

1.国内旅客輸送量
 2010年度における国内旅客輸送量は、人キロベースで12,869〜13,100億人キロとなり、1995年度の実績と比較すると、1.09〜1.11倍(年平均伸び率0.6〜0.7%)と予測。
 輸送機関別では、航空が1995年度の実績と比較すると、1.55〜1.59倍(年平均伸び率2.9〜3.1%)と特に伸びが大きい。

2.国内貨物輸送量
 2010年度のおける国内貨物輸送量は、トンキロベースで5,584〜5,849億トンキロとなり、1995年度の実績と比較すると、1.00倍〜1.05倍(年平均伸び率0.0〜0.3%)と予測。
 輸送機関別では航空と海運のうちRORO船が、それぞれ1995年度の実績と比較すると、1.51〜1.59(年平均伸び率2.8〜3.1%)、1.41〜1.47倍(年平均伸び率2.3〜2.6%)と特に伸びが大きい。

3.国際旅客輸送量

 (1)国際航空旅客輸送量
 2010年度における国際航空旅客輸送量は、6,944〜7,818万人となり、1995年の実績と比較すると、1.59〜1.79倍(年平均伸び率3.2〜4.0%)と予測。

 (2)国際海運旅客輸送量
 2010年度における国際海運旅客輸送量は、382〜410千人となり、1995年度の実績と比較すると、1.58〜1.69倍(年平均伸び率2.7〜3.1%)と予測。

4.国際貨物輸送量

 (1)国際航空貨物輸送量
 2010年度における国際航空貨物輸送量は、3,463〜4,009千トンとなり、1995年の実績と比較すると、1.63〜1.89倍(年平均伸び率3.3〜4.3%)と予測。
 (2)国際海運貨物輸送量
 2010年度における国際海運貨物輸送量は、1,218〜1,237百万フレートトンとなり、1995年の実績と比較すると、1.14〜1.15倍(年平均伸び率0.9〜1.0%)と予測。
 そのうちコンテナ貨物量は、1995年の実績と比較すると、1.79〜1.84倍(年平均伸び率4.0〜4.1%)と特に伸びが大きい。

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