国土交通No.115

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File 16〈海難審判の流れ〉海難の発生海難の認知審判開始の申立て理事官証拠の取調べ補佐人意見陳述裁決【調査】関係者への質問船体検査帳簿・物件集取【審判】審判官審判不要受審人・指定海難関係人執行・免許取消し・業務停止・戒告海難審判所では全国の重大案件を扱う。は、船舶同士または岸壁への衝突、浅舶に関連した事故をさす。具体的にもちろん、川や湖など水上で起きた船審判の対象となる〝海難?とは、海は判によって行政処分を行う。あった場合は、海難審判法に基づく審船舶操縦士、水先人に故意や過失が※し、日本の免許を持つ海技士や小型船舶に関連した事故〝海難?が発生海難審判所理事官今泉豊光海上保安大学校卒業後、海上保安官として全国8カ所に勤務。平成10年に旧海難審判庁入庁。審判官、理事官を歴任し、22年より現職。故も多発している。ちも増え、さらに船が身近となり、事むためにプレジャーボートを使う人たかわりが深い。また昨今は余暇を楽しの輸送や漁業など、昔から船舶とのかわが国は、四方を海に囲まれ、物資多水様上なを事運故航をす審る判船す舶るの2012.6-713〈重大な海難とは〉●旅客のうちに、死亡者若しくは行方不明者または2人以上の重傷者が発生したもの●5人以上の死亡者または行方不明者が発生したもの●火災または爆発により運航不能となったもの●油等の流出により環境に重大な影響を及ぼしたもの●次に掲げる船舶が全損となったもの・人の運送をする事業の用に供する13人以上の旅客定員を有する船舶・物の運送をする事業の用に供する総トン数300トン以上の船舶・総トン数100トン以上の漁船●上記に掲げるもののほか、特に重大な社会的影響を及ぼしたものとして海難審判所長が認めたものは、事故現場を特定し、その時に何が跡が残りません。特に、広い海洋上で通事故と違って、水の上には事故の痕考えてください。ただし、道路上の交の行政処分を船に置き換えたものと「自動車での免許停止や取消しなど対してどう処分するかを審判する。難を発生させた当事者が持つ免許にを命ずることもない。あくまでも、海ず、民事裁判のように損害賠償など刑事裁判ではないので刑罰は科さとは別個のものです」と今泉理事官。政処分を行います。刑事や民事の裁判停止、免許取消しの懲戒、すなわち行ある「海難審判所」は重大な海難(別生させた場合に、調査の上、戒告、業務別の機関である海難審判所。東京に人が、故意または過失によって海難を発審判を行うのは、国土交通省の特仕組みです。船舶に関する免許を持つているのだ。「海難審判というのは行政処分を行う多種多様な事故を海難として扱っ上を運航するすべての船をいう。オートバイまで、人や物をのせて水の緻話密をな聞調く査こがとポかイらン始トまるからプレジャーボートをはじめ、水上判官に話を聞いた。船舶の定義も広く、大型タンカーのか、今泉豊光理事官と、小寺俊秋審全、運航の阻害も海難として扱う。海難審判とはどのように行われる燃料切れで漂流するなど船舶の安を行う書記などで構成されている。船体が傾斜して危険な状態に陥る、理事官、事件に関する書類の作成など組員の死傷も同様。さらに荷崩れで判官にあたる審判官、検察官にあたる傷、船内でのガス中毒や酸欠による乗いずれも所長以下、刑事裁判での裁体が大きく揺れ転倒した乗客の負きた海難を取り扱う。船舶に損傷がなくても、高波により船む)」ではそれ以外の各管轄区域で起部でも損傷すれば海難となる。また所の「地方海難審判所(支所を含瀬への乗のり揚あげ、転覆や火災など船舶の一表)についての審判を行い、全国8カ