国土交通No.115

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概要:
国土交通No.115

国土交通省に寄せられた、普段の生活で感じたふとした疑問や質問などを紹介するコーナーです。Aエレベーターはすべての利用者の方にとって効果的な垂直移動手段です。ドアが2カ所についているエレベーターには、前後方向にドアがついている「スルー型」とL字型にドアがついている「直角2方向出入口型」があります。スルー型エレベーターは、車いす利用者など移動に制約のある方がエレベーターの中で向きを変えることなく利用できるように配慮されたものです。また、直角2方向出入口型エレベーターは、駅の改札階からホーム階に移動した際、そのままの方向ではホームから転落するおそれのある箇所に設置されています。いずれも、設置場所の敷地上の制約にも配慮しています。ロビー付近や内部には、ガラス窓や手すり、鏡、文字表示、点字表示、音声案内などが整備され移動のサポートをしています。Q総国土交通省では、車いす利用者の方や目や耳の不自由な方、お年寄り、ベビーカーを押している方、子どもなど全ての人が、安全かつ安心して移動できるように、これからもバリアフリー化を推進していきます。合政策局の担当者に聞きました「エレベーターにドアが2つあるのは?」駅のエレベーターを降りるとき、乗ったドアと違う背後のドアが開いて最初は驚いたのですが、最近はドアが2カ所についているエレベーターをよく見かけるようになりました。なぜドアが2つもあるのですか。(新潟県・団体職員)スルー型OUT向かい合ったドアが開閉するため、体の向きを変えずに降りることができる。直角2方向出入口型ドアが2方向に配置されているため、敷地上の制約がある場所にも設置できる。ININOUT水Q「(山形県・中2)管理・国土保全局の担当者に聞きました地面のひび割れの原因は何?」秋にはきれいだった通学路の表面に、春になったらたくさんのひび割れができていました。これは一体何ですか?Aこれは低温によりアスファルト舗装が損傷すとうじょうさいる災害「凍上災(凍上現象による災害)」だと思われますが、原因・現象は2つあります。①冬期の低温によってアスファルト舗装面下の土壌中に大きな霜柱が発生し、地面が隆起することで舗装面にひび割れができる。アスファルト舗装面にできた亀甲状のひび割れと、舗装が剥がれてできた穴。②春の雪解け時期に①で発生した霜柱が溶け、土壌中の水分が増えアスファルト舗装面を支える力が低下。その上を車が通ることなどでアスファルト塗装が沈下し、ひび割れなどができる。①や②のような凍上災が発生すると、通行に支障をきたしたり、事故が起きるおそれが出てきます。凍上現象は北海道や東北地方などの寒冷地だけでなく、四国や九州地方などの温暖な地域でも冬期に低温気象にさらされる山岳地帯などで発生することがあります。今冬は、異常な低温による凍上災が、北日本を中心とする多くの地方公共団体から報告されました。自然災害により被災した公共土木施設を迅速・確実に復旧するため、関係機関と調整の上「公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法」に基づき支援を行います。なお、全国規模での凍上災は平成18年以来6年ぶりとなることから、災害査定官を現地に派遣し、希望する地方公共団体を対象に申請にあたっての技術的助言を行う現地講習会を開催しています。20