国土交通No.119

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国土交通No.119

File 20増築車庫木材を生かした丈夫な構造物へ現場見学会でやってきた米子工業高校の生徒たち。授業でも見ることの少ない木造の現場を体験できる貴重な機会となった。上段/車庫の屋根を支える柱・梁には、強度の高い岡山県産の欧州赤松を使用。右/木材に取り付けた車庫シャッター用の金属製レール。下段/接合部の正確さを確認するため、事前に製作した原寸サンプル。工事を行った中国地方整備局の職員と現場スタッフ。“木が効く”公共建築物、増加中!他エリアでも、公共建築物の木造化を進めています。茨城県の植物検疫施設「横浜植物防疫所つくば圃場(ほじょう)」は、法律施行後に国土交通省が整備し完成した“木造事務庁舎”の第1号。内装木質化の他、外壁にも敷地内の樹木を加工して張るというユニークな試みを実施しました。また、京都府の「京都御苑」では休憩所を木造で新築。温かみがある公園内の憩いの場として親しまれています。工状況を実際に見ていただきました。施。授業内容に合徒、先生を合わせわせ45た人木に造見建学築会のを施実は、地元の米子工業高校の1年生生ていただくためです。昨年9月中旬に仕事に携わりたいと思うきっかけにし若い人が建設業に興味を持ち、その事項として行ってきました。施工過程を見せる現場見学会も重要今回のプロジェクトでは、木造建築の木造化―今後の展望年1月末に工事を完了しました。これらの丹念な作業を経て、平成25するための安全対策も兼ねています。効率化や高所での作業をなるべく回避レーンで吊り、設置することで、作業の工法も採用。組み立てられた部材をクだけ地上で組み立てる「地じ組ぐみ」という横浜植物防疫所つくば圃場京都御苑児童公園休憩所骨組。※3軸組(じくぐみ)…柱・梁・土台などで構成される部材を直線方向に取り付ける接合部分。※2継手(つぎて)…部材の長さを増すために二つのに取り付ける接合部分。※1仕口(しぐち)…二つ以上の部材を交差するよういます。る街づくりに寄与することを目指してはなく、地域の方に親しまれ、潤いのあ単なる行政サービスの発す。木が”効く(気が利く)信国点“のと庁し舎てがで、に国としての事例を増やしていきまどに木材が利用されていくよう、さら事例です。今後さまざまな公共施設なも例が少ない国の事務庁舎の先導的境税関支署の木造化は、まだ全国で好評を博しました。立てを目の当たりにして、学生からも普段見ることが少ない木造軸組の組み15