国土交通No.119

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国土交通No.119

Q国土交通省に寄せられた、普段の生活で感じたふとした疑問や質問などを紹介するコーナーです。北海道局の担当者に聞きました。「雪や氷を利用したエネルギーとは…?」「雪氷冷熱エネルギー」という言葉を耳にしました。どんなエネルギーですか?(北海道・中1)A雪氷冷熱エネルギーとは、冬季に降り積もった雪や、寒冷な外気を利用して作る氷を冷熱源とするエネルギーのことです。北海道などの北国では毎年たくさんの雪が積もりますが、交通障害を引き起こすなど、冬の生活にとって厄介な一面もあります。そこで、豊富にある雪氷の持つ自然エネルギーを貴重な冷熱源として活用する取り組みが進められています。例えば、冬季に道路や空港滑走路などから除雪した雪を保存し、夏季にオフィスなどの冷房として利用したり、お米をはじめとする農水産品を夏季まで低温貯蔵することなどに使っています。自然の雪や氷は、石油や石炭などの化石エネルギーに比べ、二酸化炭素を排出しない地球環境に優しいエネルギーで、資源の乏しい日本にとって貴重な天からの贈り物です。国土交通省では、雪国が持つ豊富な雪や氷の冷熱エネルギーを利用した冷房システムや、雪氷を利用して農水産品の出荷を調整することで、収穫期に集中する輸送を1年通して安定的に行い、物流コストの低減に結びつけるような物流システムなどの技術開発・普及を進めています。冬季の自然冷気によりできた氷を夏季まで保存し冷房用に使用。国土交通省における関連する取り組み事例はこちら? http://www.hkd.mlit.go.jp/kanribu/chosei/yusou.htmlA通訳案内士は、旅行会社や企業からの依観光庁の担当者に聞きました。Q「通訳案内士って?」頼を受け、海外から来日する旅行者に付き将来は、得意の英語を生かして観光に携わる仕添い、全国各地の観光案内を行います。その事につきたいと考えています。通訳案内士とは、他、企業の商談や会議通訳をはじめとするどんな職業か教えてください。(福岡県・高3)産業通訳や、国際通貨基金・世界銀行年次総会をはじめとする国際会議でのイベント通訳や案内など幅広く活躍しています。「民間外交官」として、訪日外国人旅行者に日本の魅力を存分に伝え、日本のファンを増やすという大きな役割を担っているため、語学力だけではなく日本の地理、歴史、産業、経済、政治及び文化など幅広い知識が必要となります。通訳案内士になるためには、通訳案内士試験に合格し、都道府県知事の登録を受けなければなりません。試験は、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語及びタイ語の10カ国語で行われている国家試験で、年齢、性別、学歴、国籍などに関係なく受験できます。なお、現在、外国語筆記試験は実用英語技能検定の1級合格者のみ免除対象となっていますが、平成25年度より中国語検定試験の1級合格者と「ハングル」能力検定試験の1級合格者を免除対象者に追加しました。通訳案内士?http://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/kokusai/tsuyaku.html試験免除者の拡大?http://www.mlit.go.jp/kankocho/news05_000135.html観光地で外国人観光客を観光案内する通訳案内士。20