国土交通No.127
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9東京メトロ・三丸力さんと滝下賢一さんに案内してもらいました!国の基準よりも高い目標をもって お客様の利便性に配慮したい 東京メトロでは、昨年度から始まった中期経営計画に基づいてバリアフリー化を進めています。路線は古いものもあり、ホームから改札までエレベーターがない駅もあるので、現在、エレベーターなどによる1ルートの整備を進めており、平成26年度末までに100%整備を目指しています。また、1ルートが確保できた駅のうち、病院に近い駅などで、さらなる利便性向上のため、2ルート目以降のエレベーター整備を推進します。 エレベーターが整備できない駅は、階段昇降機を設置していますが、利用するには駅員の補助が必要になり、お客さまにとっては不便なため、できるだけ速やかにエレベーター整備を進めているところです。 また近年、転落防止のためのホームドアの整備を望む声が多くあり、現在、副都心線、南北線、丸ノ内線、有楽町線や千代田線の一部区間(179駅中84駅)に整備し、銀座線も平成30年度までに整備する予定です。 多機能トイレは、現在96%の駅に整備され、来年度までに100%整備を予定(ただし、大規模改良予定駅を除く)しています。しかし、一般のお客さまも多機能トイレを利用されることがあり、車いすをご利用のお客さまなどが使えないということもあります。一般のお客さまへは、思いやりの心を持って一般トイレを利用していただくよう、呼びかけています。色覚障がい者の方にもわかりやすく、路線図もひと工夫されています西早稲田駅はハーフハイトタイプのホームドアが整備され、転落事故や接触事故を防いでいますエレベーターの前には誘導ブロックとサイン表示があります視覚障がい者の方にも駅構内を触知及び点字で案内しています西早稲田駅は、地上に出るルートに20人乗りの大型エレベーターも整備しています特集2建物のバリアフリー公園のバリアフリー元町・中華街駅副都心線・西早稲田駅横浜みなと博物館都立戸山公園東京メトロと都営地下鉄の各路線のバリアフリー設備整備状況がひと目で分かる「バリアフリー便利帳」を作成しています。各駅の改札付近のラック、駅事務所などで配布しているのでぜひご参考ください。滝下 賢一さん      三丸 力さん

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