国土交通省No.135
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れている事実に驚きました。海を「洗浄」しつつ、大きな船がバンバン行き交う「戦場」のような東京湾で、その間をぬうように素早くゴミを拾っていく。その仕事ぶりに船乗りのプロ意識を感じました。東京湾の「“船上”力」ここにあり、ですね。お後がよろしいようで♪(談)立川志の彦(たてかわ・しのひこ)落語立川流 立川志の輔一門。大学卒業後ライフガードを経て、師匠立川志の輔の落語に出会い入門を決意。平成26年に落語における階級(見習い・前座・二つ目・真打ち)の二つ目に昇進。『立川志の彦落語会 in UPLINK』(渋谷)を毎月開催するなど、たくさんの人に落語の魅力を伝えるため精力的に活動中。1 操舵室への階段横にある、ショベルカーのように駆動するカゴ(スキッパー)が海上のゴミを効率的に回収する。2 浮遊ゴミを見つけるとスキッパーを下ろし、船体の間に捉えて、すくい上げた。3 浮遊ゴミによっては長いフックなどを使って、甲板から直接拾い上げることもある。4 数週間前の台風通過後に回収した流木。中にはクレーンで吊り上げてからチェ-ンソーで切断しなければ甲板に載せられない大物もあった。べいくりんの管轄区域東京湾には各自治体が持つ複数の清掃船があるが、べいくりんが担当する水域は約850km2、東京湾全体の約60%に相当する。取材時に訪れたアクアラインの換気口「風の塔」は、船長の経験上、ゴミの滞留が多いエリアだという。1324上総湊港横須賀港横浜港基地港川崎港東京湾アクアライン風の塔東京港千葉港木更津港浜金谷港館山港取材時(午前)の航行ルート管轄区域

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