航空

イレギュラー運航の発生状況(平成16年8月)

(航空運送事業の用に供される航空機(5.7トンを超える飛行機又は路線を定めて旅客の輸送を行うもの))
No.
発生日 運航者 航空機型式 便名 出発地 目的地 着陸地 概要 備考
1. 8月2日 ノースウエスト航空 ボーイング式757-200型 NWA69 関西国際空港 台北 関西国際空港 上昇中、第2エンジンの排気ガス温度が上昇したことを示す計器表示があったため、当該エンジンを停止し、航空交通管制上の優先権を要請の上引き返した。  
2. 8月3日 キャセイパシフィック航空 ボーイング式747-400型 CPA839 バンクーバー 香港 成田国際空港 飛行中、乗員用の酸素供給装置の圧力の指示が低下したため目的地を変更した。  
3. 8月4日 ノースウエスト航空 ボーイング式747-200B型 NWA76 成田国際空港 サイパン 成田国際空港 飛行中、貨物室内の火災を示す計器表示があったため航空交通管制上の優先権を要請の上引き返した。  
4. 8月4日 ノースウエスト航空 エアバス・インダストリー式A330-200型 NWA8 ソウル(インチョン) 成田国際空港 成田国際空港 着陸のため進入中、高揚力装置(前縁スラット)の不具合を示す計器表示があったため航空交通管制上の優先権を要請した。  
5. 8月5日 日本航空インターナショナル ボーイング式777-300ER型 JAL710 シンガポール 成田国際空港 シンガポール 上昇中、燃料ポンプの不具合を示す計器表示があったため引き返した。  
6. 8月7日 日本エアコミューター ボンバルディア式DHC-8-402型 JAC2341 大阪国際空港 出雲空港 大阪国際空港 飛行中、第1エンジンの滑油圧力の上昇を示す計器表示があったため引き返した。  
7. 8月8日 日本航空ジャパン エアバス・インダストリー式A300B2K-3C型 JLJ1103 東京国際空港 旭川空港 東京国際空港 上昇中、高揚力装置(前縁スラット)に不具合が発生したため引き返した。  
8. 8月8日 日本エアコミューター ボンバルディア式DHC-8-402型 JAC2153 大阪国際空港 青森空港 大阪国際空港 飛行中、第1エンジンの不具合を示す計器表示があったため引き返した。  
9. 8月9日 日本航空インターナショナル ボーイング式777-300型 JAL1720 福岡空港 東京国際空港 大阪国際空港 上昇中、機長席側の操縦室窓にひび割れが発生したため目的地を変更した。  
10. 8月9日 カリタ・エアー ボーイング式747-100型 CKS825 香港 ハバロフスク 成田国際空港 飛行中、第2エンジンの燃料制御系統の不具合を示す計器表示があったため目的地を変更した。  
11. 8月9日 アメリカン航空 ボーイング式777-200型 AAL153 シカゴ 成田国際空港 成田国際空港 離陸直後、右側主脚のタイヤの空気圧の低下を示す計器表示があった。その後、航空交通管制上の優先権を要請した。  
12. 8月11日 エアーニッポン ボーイング式737-500型 ANK9901 福岡空港 那覇空港 福岡空港 飛行中、電子機器室を冷却する装置の不具合を示す計器表示があったため引き返した。  
13. 8月12日 日本航空ジャパン エアバス・インダストリー式A300B4-2C型 JLJ1404 高松空港 東京国際空港 高松空港 上昇中、高揚力装置(前縁スラット)に不具合が発生したため引き返した。  
14. 8月19日 日本貨物航空 ボーイング式747-200F型 NCA231 成田国際空港 マニラ 成田国際空港 離陸直後、機長席側の昇降計に不具合が発生したため引き返した。  
15. 8月20日 琉球エアーコミューター デ・ハビランド式DHC-8-103型 RAC853 那覇空港 奄美空港 那覇空港 上昇中、2油圧系統の内1油圧系統の油量の低下を示す計器表示があったため引き返した。  
16. 8月20日 エアーニッポンネットワーク ボンバルディア式DHC-8-314型 ANA4841 札幌飛行場 稚内空港 札幌飛行場 上昇中、昇降舵の防氷系統の不具合を示す計器表示があったため引き返した。  
17. 8月20日 エアーニッポン エアバス・インダストリー式A320-200型 ANA325 名古屋空港 旭川空港 名古屋空港 上昇中、3油圧系統のうち1油圧系統の油量低下を示す計器表示があったため引き返したが、前脚ステアリングが作動しないため滑走路上で停止した。その後牽引車により駐機場へ移動したが、移動するまでの間及び油圧系統から漏れた作動油の洗浄のため滑走路は閉鎖された。 本件による他便への影響は、遅延16便(出発9便、到着7便)であった。
18. 8月20日 エアーニッポンネットワーク ボンバルディア式DHC-8-314型 ANA4833 札幌飛行場 中標津空港 札幌飛行場 上昇中、昇降舵の防氷系統の不具合を示す計器表示があったため引き返した。  
19. 8月20日 シ ゙ ェ イ エ ア ボンバルディア式CL-600-2B19型 JAR3465 広島西飛行場 宮崎空港 広島西飛行場 離陸直後、前脚等の状態を感知するセンサーの一部に不具合があることを示す計器表示があったため引き返した。  
20. 8月21日 エアーニッポンネットワーク ボンバルディア式DHC-8-314型 ANA4841 札幌飛行場 稚内空港 札幌飛行場 飛行中、左側主脚の格納扉が確実に閉じられていないことを示す計器表示があったため引き返した。  
21. 8月21日 琉球エアーコミューター デ・ハビランド式DHC-8型 RAC867 那覇空港 南大東空港 那覇空港 飛行中、第1エンジン側の発電機の不具合を示すライトが点灯したため引き返した。  
22. 8月21日 日本航空インターナショナル ボーイング式767-300型 JAL711 成田国際空港 シンガポール 成田国際空港 離陸直後、第2エンジン側の発電機の不具合を示す計器表示があったため引き返した。  
23. 8月23日 日本航空インターナショナル ボーイング式747-400型 JAL54 名古屋空港 成田国際空港 名古屋空港 離陸直後、主脚の一部が格納できない不具合を示す計器表示があったため引き返した。  
24. 8月25日 全日本空輸 エアバス・インダストリー式A320-200型 ANA811 東京国際空港 美保飛行場 美保飛行場 着陸後、前脚ステアリングが不作動となり滑走路上で停止した。その後牽引車により駐機場へ移動したが、移動するまでの間及び油圧系統から漏れた作動油の洗浄のため滑走路は閉鎖された。 本件による他便への影響はなかった。
25. 8月26日 日本航空インターナショナル ボーイング式777-200型 JAL739 成田国際空港 香港 成田国際空港 飛行中、第2エンジンの防氷系統の不具合を示す計器表示があったため引き返した。  
26. 8月28日 日本エアコミューター サーブ・スカニア式SAAB340B型 JAC3672 宮崎空港 長崎空港 宮崎空港 上昇中、昇降舵の不具合を示す計器表示があったため引き返した。  
27. 8月31日 日本航空インターナショナル ボーイング式767-300型 JAL603 成田国際空港 広州 関西国際空港 離陸直後、方向舵の不具合を示す計器表示があったため目的地を変更した。  

(注)

鳥衝突、被雷等によるものは含まない。
外国航空会社のものは、初期報に基づくもの。



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