航空

イレギュラー運航の発生状況(平成18年4月)

(航空運送事業の用に供される航空機(5.7トンを超える飛行機又は路線を定めて旅客の輸送を行うもの))
No.
発生日 運航者 航空機型式 便名 出発地 目的地 着陸地 概要 備考

1.

41

日本航空ジャパン

ダグラス式MD-90-30型

JAL1225

東京国際空港

三沢飛行場

東京国際空港

離陸直後、脚上げ操作を実施したが、前脚が格納されていない計器表示があったため引き返した。

 

2.

4月2

日本航空ジャパン

ダグラス式MD-90-30型

JAL2408

鹿児島空港

大阪国際空港

大阪国際空港

降着装置の不具合により主脚の格納扉を開けたまま着陸したため、滑走路上で停止した。その後牽引車により駐機場まで移動するまでの間、当該滑走路は閉鎖された。

 

3.

412

エアーセントラル

ボンバルディア式DHC-8-402型

ANA1805

中部国際空港

福島空港

中部国際空港

離陸上昇中、前脚ステアリングの不具合を示す計器表示があったため引き返した。

 

4.

4月16日

北海道エアシステム

サーブ・スカニア式SAAB340B型

NTH2860

釧路空港

札幌飛行場

新千歳空港

飛行中、左プロペラの防氷系統の不具合を示す計器表示があったため目的地を変更した。

 

5.

418

アイベックスエアラインズ

ボンバルディア式CL-600-2B19型

IBX3121

成田国際空港

新千歳空港

仙台空港

飛行中、機長席側の操縦室の窓にひびのようなものがあるのが認められたため、目的地を変更した。

着陸後の点検の結果、ひびのようなものは窓の外側に付着した繊維であり、ひびは発生していなかった。  

6.

4月20日

エアーニッポンネットワーク

ボンバルディア式DHC-8-402型

ANA1682

福江空港

福岡空港

長崎空港

飛行中、操縦系統の一部(ピッチトリム)の不具合を示す計器表示があったため、目的地を変更した。

 

7.

4月20日

エアーニッポン

ボーイング式737-500型

ANA227

中部国際空港

福岡空港

中部国際空港

離陸直後、操縦室の機長席側の窓から空気が漏れる音がしたため引き返した。

空気が漏れる音の原因は、パイロットのヘッドセットのコードが窓枠のシール部分に挟まっていたためであった。

8.

4月23日

フェデラルエクスプレス

ダグラス式MD-11型

FDX70

関西国際空港

アンカレッジ

関西国際空港

飛行中、電子機器の冷却装置に不具合が発生したため航空交通管制上の優先権を要請のうえ引き返した。

9.

4月23日

ユナイテッドパーセルサービス

ダグラス式MD-11型

UPS71

インチョン

アンカレッジ

成田国際空港

飛行中、第3エンジンの滑油量の低下を示す計器表示があったため目的地を変更した。

 

10.

422

エアージャパン

ボーイング式767-300型

ANA911

成田国際空港

香港

香港

着陸進入中、2つある電源系統の1つに不具合が発生したことを示す計器表示があり、その後エンジンの状態及び各種警報を表示する装置の一部に不具合が発生したため、航空交通管制上の優先権を要請した。

11.

427

ジャルエクスプレス

ボーイング式737-400型

JAL3117

中部国際空港

新千歳空港

中部国際空港

飛行中、機長側の航法計器に不具合が発生したため引き返した。

 

12.

430

全日本空輸

ボーイング式767-300型

ANA232

福岡空港

中部国際空港

福岡空港

離陸直後、脚上げ操作を実施したが、右主脚が下りたままであることを示す計器表示があったため引き返した。

 

(注)

鳥衝突、被雷等によるものは含まない。
外国航空会社のものは、初期報に基づくもの。



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