航空

第3回首都圏第3空港調査検討会

1.日時

2001年(平成13年)1月23日(火) 12:30~14:30



2.場所

国土交通省 10階 特別会議室



3.議事概要

(1) 有識者との意見交換
  生田氏((社)日本船主協会会長)の意見
    首都圏第3空港の必要性は理解できるが、貨物の99.7%を船舶で輸入しているということの重要性も認識が必要。
    位置を決定する前に船舶交通への影響を検討すること。
    検討にあたっては、船が急停止できないことや荒天時に航行することなど、船舶の特性を考えて安全性を検討すること。
    コンテナ船の大型化は近年急速に進んでおり、船舶の技術革新による大型化、2万TEUのコンテナ船(マスト高70m)程度を対象に考慮すべき。将来、東京港に大型船が入港しないという事態になりかねない。
  大賀氏(ソニー(株)取締役会議長)の意見
    東京都や定期航空協会の提案のように、羽田のC滑走路の沖に平行に滑走路を増設しても、東京の上空を飛行できないため、南風悪天候時にはB滑走路へ着陸する必要があり、離着陸回数は増加しない。
    B滑走路平行案も第一航路に影響があり、また、飛行経路の設定によるが、能力増加につながるかどうかという課題がある。
    将来の東京圏の空港・港湾をどうすべきか、東京圏全体で検討すべき。
    第3空港は、富津岬の南が適当と思う。
  岡田氏(成城大学教授)の意見
    空港能力の拡大のため、実現性の高いプロジェクトを緊急に推進すべき。
    小型機の多頻度運航による需要の顕在化も考慮すべき。
    また、地方空港の活性化のための、羽田空港の拡張によって国内線の「隠れた需要」へ対応することも必要不可欠。
(2) 羽田再拡張案について
    事務局からC滑走路南側にB滑走路に平行に滑走路を配置した案(定期航空協会提案時の検討案)を紹介し、議論を行った。
    今後、C滑走路平行案とともにB滑走路平行案も検討することとされた。


4.資料

1)世界の大都市圏の空港の比較
2)ホームページに寄せられた意見
3)羽田の再拡張案について


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