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航空管制官 公式

航空管制官公式ホームページ:管制官ってなに? - 国土交通省

管制官ってなに?

イラスト:タワーマン
 こんにちは!タワーマンです。このコーナーでは、管制官とはどんな役割をもっている
仕事なのか、分かりやすく解説しています。






飛行機を飛ばしているのはだれ?


写真:たくさんの飛行機がいる空港
イラスト:男の子
これは空港の写真だね。飛行機がたくさんいるよ。
イラスト:タワーマン


飛行機を飛ばしているのはだれだか知っているかな?


イラスト:女の子
知ってる!パイロットでしょう。


イラスト:タワーマン
正解!でもそれだけじゃないんだよ。飛行機を操縦するのはパイロット
だけど、どう飛ぶのかを決めるのは「管制官」という人たちなんだ。

イラスト:男の子


う~ん、どういうこと?管制官ってなに?



空港の主な施設について


イラスト:空港の各施設
イラスト:タワーマン
まず空港でいうと、管制官は「管制塔」で働いているんだよ。
イラスト:女の子


管制塔って、あのとても背が高い建物だよね?


イラスト:タワーマン
うん、そしてみんなが飛行機に乗るところは「ターミナル
ビル」だね。ターミナルビルでお客さんを乗せた飛行機は、
「誘導路」という道を通って「滑走路」へ向かうんだ。





誘導路には危険がいっぱい?


イラスト:男の子
そういえば、飛行機はうしろへ向かって動きだすよね?
パイロットにはうしろは見えないでしょう?危なくない?




写真:後ろへ向かって動き出す飛行機
イラスト:タワーマン
そう、飛行機はとても大きいので、パイロットからはうしろはもちろん、
まわりが見づらいんだよ。だから、ほかの飛行機が見えなくて翼を
ぶつけてしまう、なんてことも起こるかもしれない。





イラスト:誘導路上でぶつかりそうになる飛行機
イラスト:女の子
前に進むときや、曲がるときにも危ないことがあるのね。

イラスト:タワーマン

そこで管制官の出番だ!管制塔の上から見れば、飛行機のまわりの安全を
確かめて動きだすタイミングを決めたり、飛行機どうしがじゃまをし合わない
進み方を考えたりして、パイロットに無線でおしえてあげられるからね。





イラスト:地上管制席の指示を受ける飛行機
イラスト:男の子
なるほど!パイロットはその通りに動けばいいんだね。



滑走路にも危険がいっぱい?


イラスト:タワーマン
さて、飛行機が誘導路を通って向かうのは「滑走路」。飛行機はここを走って
離陸や着陸をするんだけど、そのときの速さは時速250~300kmにもなるんだ。




写真:滑走路に着陸する飛行機
イラスト:男の子
新幹線とおなじくらいの速さだね。そんな猛スピードで走って
いるときにほかの飛行機が滑走路に入ってきたら大変だ!
イラスト:タワーマン



うん、だから飛行機は、管制官に許可をもらわ
なければ、離陸や着陸をしてはいけないんだよ。
イラスト:女の子



みんながきちんと順番を守って滑走路を
使えるようにするのも、管制官の仕事なのね。

イラスト:タワーマン


その通り!管制官はそれぞれの飛行機の位置をよく考えて、できるだけ
待たされる飛行機が出ないように、離陸や着陸の順番を考えるんだ。







空にも道路や交通ルールがある


イラスト:男の子
離陸したら、あとはもう好きなように飛んでいいんでしょう?空は広いんだし。
イラスト:タワーマン


いやいや、そうはいかないんだよ。端から端まで歩いて10分
かかる原っぱがあったら広いと思うでしょ?でも飛行機は、
その長さをたったの10秒もかからずに飛んでしまうんだ。





イラスト:飛行機と徒歩の速さの比較
イラスト:女の子
ちょっと想像もできない速さだけど、飛行機に
とっては、空はそんなに広くないってことなのね。



イラスト:タワーマン
それに、飛行機は前に進むことで飛ぶ力を生み出しているから、
あぶないと思っても急ブレーキをかけて止まるわけにはいかないし。




イラスト:空中でぶつかりそうになるけど止まれない飛行機
イラスト:男の子
みんなが好きなように飛んだら、めちゃくちゃになっちゃうのか。


イラスト:タワーマン
だから、空には「航空路」という飛行機の通り道が決められていて、
一方通行のものがあったり、飛んでもいい高度が決められていたりと、
地上の道路のように交通ルールもあるんだよ。





イラスト:航空路を飛ぶ飛行機
イラスト:女の子
でも、空に信号や道路標識をつけるわけにはいかないよね?
イラスト:タワーマン


その役目をするのも管制官なんだ。交差点でぶつかりそうな
飛行機がいたら、前もって高度を変えたり回り道をしたりする
ように指示をするとか、速い飛行機が遅い飛行機を追いかけて
いたら、スピードを落とすように指示をするとかね。






イラスト:上空で航空管制官の指示を受ける飛行機
イラスト:男の子
ちょっとまって!どうして管制官には、交差点でぶつかりそうな飛行機が
いることや、速い飛行機が遅い飛行機を追いかけていることが分かるの?
空港からずっと遠いところにいる飛行機は、管制塔からでも見えないでしょ?





レーダーが見守る日本中の空


イラスト:タワーマン
その秘密は「レーダー」なんだ。空港で、
くるくる回っているアンテナを見たことはない?




イラスト:飛行機の現在位置を捉える空港用のレーダー
イラスト:女の子
あの赤くて大きな網みたいなもの?
イラスト:タワーマン


うん。レーダーの画面を見ると、空港から100kmくらい
のところにいる飛行機の位置が全部分かるんだ。

イラスト:男の子


へえ、レーダーってすごいんだね!
でも、100kmよりも遠いところはどうするの?

イラスト:タワーマン


空港用レーダーとは別に、あちこちにある航空路用の大きなレーダーで
日本中の空をカバーしているし、レーダーの電波が届かない海の上でも、
衛星通信を使って飛行機の位置がわかるようになっているんだよ。





イラスト:日本中をカバーする航空路用レーダーと人工衛星
イラスト:女の子
それならどこへ行くのも安心ね。その、航空路用レーダー
や衛星通信を使って空を見守る管制官も空港にいるの?

イラスト:タワーマン


いや、空港じゃなくて、全国に4つある「航空交通管制部」という施設と、
福岡市にある「航空交通管理センター」という施設にいるんだ。




写真:航空交通管制部の建物
イラスト:男の子
管制官は、空港で働いているだけじゃないんだね。
イラスト:タワーマン


日本中の空は「セクター」という47の部分に分けられていて、
それぞれのセクターを別々の管制官が受け持っているんだよ。




イラスト:出発空港から複数のセクターを経て到着空港に向かう飛行機
イラスト:女の子
飛行機が出発してから到着するまで、空港にいる管制官と、
航空交通管制部や航空交通管理センターでそれぞれのセクター
を受け持つ管制官が、連係プレーで見守っているのね。





飛行機を飛ばしているのはだれ?その答えは...

イラスト:男の子
目的地の空港が近づいたら、飛行機は高度を下げ
始めるよね。それも管制官の指示にしたがっているの?

イラスト:タワーマン


もちろん!飛行機は高度の上げ下げも、進む方向も、スピードも、管制官が
安全のために出す指示や許可にしたがって飛んでいるんだ。着陸のタイミング
も、そのあとどうやって誘導路を進んでターミナルビルに行くのかもね。





イラスト:航空管制官の指示で空港に着陸する飛行機
イラスト:男の子
それが、「飛行機を飛ばしているのはパイロットだけじゃ
ない。どう飛ぶのかを決めるのは管制官」っていう意味か!




イラスト:女の子
今まで知らなかったけど、空の安全を守る、とても大切な仕事なのね。



他にもたくさんある管制官の仕事

イラスト:タワーマン
管制官には、ほかにもたくさんの仕事があるんだ。
「フローコントロール」もそのひとつ。いま日本の空には、
1日あたり約4,860機(平成29年6月)もの飛行機が飛んでいるんだよ。





イラスト:日本中の空を飛び交うたくさんの飛行機
イラスト:女の子
そんなにたくさん!?飛行機が多すぎて、
目を配りきれなくなってしまうことはないの?
イラスト:タワーマン



そういうことにならないように、たくさんの飛行機が、ある
空港やセクターにいっぺんに集まってしまいそうなときには、
その空港やセクターへ向かう予定の飛行機の出発時刻を遅くして
もらったりして混雑を防ぐのが「フローコントロール」なんだ。






イラスト:出発を10分間遅くするよう指示される、混雑した空港へ向かう予定の飛行機
イラスト:男の子
渋滞が起こってからなんとかしようというんじゃなくて、初めから
渋滞が起こらないように飛行機の流れを調節しようということだね。

イラスト:タワーマン


それから、空の安全を守るためのルールづくりをしている人や、
レーダーなどのシステムを開発している人や、管制官になる
ための学校の先生をしている人もいるよ。





写真:事務職・システム開発・航空保安大学校の教官をしている航空管制官
イラスト:女の子
ひとことで管制官といっても、いろんな仕事があるのね。



今日も、安全で快適な空のために

イラスト:タワーマン
いかがでしたか?管制官の仕事がどんなものか、イメージして頂けたでしょうか。
毎日、何千機もの飛行機が、当たり前に離陸し、当たり前に空を飛び、当たり前
に着陸する。その当たり前を支えているのが管制官の仕事です。





写真:空港や航空交通管制部で働く航空管制官
イラスト:タワーマン
管制官の仕事がうまくいったということは「なにもなかった」ということ。
だから管制官の仕事はなかなか分かりづらいかもしれませんが、
全国約1,800人の管制官は、今日も安全で快適な空のために、誇りを持って
仕事をしています。
管制官は、みなさんが飛行機に乗ってから降りるまで、いつでもしっかりと
見守っています!






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