航空

イレギュラー運航の発生状況(平成22年7月)

(航空運送事業の用に供される航空機(5.7トンを超える飛行機又は路線を定めて旅客の輸送を行うもの)
No.
発生日 運航者 航空機型式 便名 出発地 目的地 着陸地 概要 備考

1.

7月1日

全日本空輸

ボーイング式777-300ER型

ANA11

シカゴ

成田国際空港

シカゴ

離陸直後、高揚力装置(フラップ)の不具合を示す計器表示があったため引き返した。

 

2.

7月2日

エバーグリーン国際航空

ボーイング式747-200型

EIA838

中部国際空港

アンカレッジ

中部国際空港

飛行中、機体後方左側の貨物室扉が開いていることを示すライトが点灯したため引き返した。

 

3.

7月2日

デルタ航空

エアバス式A330-300型

DAL296

成田国際空港

シアトル

成田国際空港

上昇中、3系統のうちの1つの油圧系統の不具合を示す計器表示があったため、管制上の優先権を要請の上引き返し、A滑走路に着陸し滑走路上で停止した。その後、牽引車により当該機を駐機場へ移動するまでの間、A滑走路が閉鎖された。

 

4.

7月10日

日本エアコミューター

ボンバルディア式DHC-8-402型

JAC3793

鹿児島空港

徳之島空港

鹿児島空港

飛行中、飛行データを収集するシステムに不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。

 

5.

7月10日

日本航空インターナショナル

ボーイング式767-300型

JAL751

成田国際空港

ハノイ

成田国際空港

上昇中、電子機器室の冷却装置の不具合を示す計器表示があったため引き返した。

 

6.

7月10日

日本エアコミューター

ボンバルディア式DHC-8-402型

JAC3809

鹿児島空港

沖永良部空港

鹿児島空港

飛行中、第1エンジン側の発電機の不具合を示すライトが点灯したため引き返した。

 

7.

7月10日

シンガポール航空

エアバス式A340-500型

SIA38

シンガポール

ロサンゼルス

関西国際空港

飛行中、副操縦士席側の操縦室窓にひび割れが発生したため目的地を関西国際空港に変更した。

 

8.

7月13日

日本航空インターナショナル

エアバス・インダストリー式A300B4-622R型

JAL1431

東京国際空港

徳島飛行場

東京国際空港

上昇中、3系統のうち1つの油圧系統の油温が上昇したことを示す計器表示があったため引き返し、B滑走路に着陸し滑走路上で停止した。その後、牽引車により当該機を駐機場へ移動するまでの間、当該滑走路が閉鎖された。

 

9.

7月14日

エアーニッポンネットワーク

ボンバルディア式DHC-8-402型

ANA4831

新千歳空港

中標津空港

新千歳空港

飛行中、機体前方右側の貨物室扉が確実に閉じていないことを示すライトが点灯したため、航空交通管制上の優先権を要請の上引き返した。

 

10.

7月16日

中国国際航空

ボーイング式777-200型

CCA925

北京

成田国際空港

成田国際空港

飛行中、3油圧系統のうち1油圧系統の作動油量の低下を示す計器表示があり、着陸後、誘導路A8上で停止した。牽引車により当該機を駐機場へ移動するまでの間、A滑走路が閉鎖された。

 

11.

7月16日

アメリカン航空

ボーイング式777-200型

AAL61

ダラス

成田国際空港

成田国際空港

飛行中、第2エンジンの滑油圧力の低下を示す計器表示があったため、航空交通管制上の優先権を要請の上、着陸した。

 

12.

7月17日

エアーセントラル

ボンバルディア式DHC-8-402型

ANA1837

中部国際空港

秋田空港

中部国際空港

離陸直後、動力系統に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。

 

13.

7月18日

ルフトハンザ・ドイツ航空

エアバス・インダストリー式A340-300型

DLH736

フランクフルト

中部国際空港

中部国際空港

離陸直後、前脚ステアリングの不具合を示す計器表示があったが、飛行を継続し、航空交通管制上の優先権を要請の上、着陸した。

当該機は、自走によりスポットへ移動した。

14.

7月19日

デルタ航空

ボーイング式767-300型

DAL90

成田国際空港

ポートランド

-

離陸のためA滑走路に進入したところ、機長が前脚に不具合を感じたため、同滑走路上で停止した。その後、牽引車により当該機を駐機場へ移動するまでの間、A滑走路が閉鎖された。

滑走路点検の結果、滑走路上に凹みが発見された。機体点検の結果、機体に異常は無かった。

15.

7月20日

全日本空輸

ボーイング式777-300ER型

ANA202

ロンドン

成田国際空港

成田国際空港

飛行中、左側燃料タンクの燃料減少が右側に比較し早いことを示す計器表示があったため、着陸に際し第1エンジンを停止し管制上の優先権を要請の上、着陸した。

機体点検の結果、第1エンジン下部に燃料漏れが確認された。

16.

7月23日

全日本空輸

ボーイング式777-200型

ANA620

鹿児島空港

東京国際空港

鹿児島空港

離陸直後、第2エンジンの抽気系統の不具合を示す計器表示があったため引き返した。

 

17.

7月24日

ユナイテッド航空

ボーイング式747-400型

UAL838

成田国際空港

サンフランシスコ

サンフランシスコ

当該機は、A滑走路を離陸した。直後に同滑走路に着陸した到着機から滑走路上にタイヤ片が散乱している旨の通報が管制機関にあり、散乱したタイヤ片が回収されるまでの間、A滑走路が閉鎖された。UAL838便は、サンフランシスコに着陸し、到着後の機体点検の結果、左側胴体主脚のタイヤ1本に表面の剥離が確認された。

 

18.

7月28日

オリエンタルエアブリッジ

ボンバルディア式DHC-8-201型

ORC11

長崎空港

壱岐空港

長崎空港

離陸し脚上げ操作を実施したが、脚が正常に格納されていないことを示すライトが点灯したため引き返した。

 

19.

7月29日

フェデラル・エクスプレス

エアバス式A310-324型

FDX5981

関西国際空港

香港

関西国際空港

離陸し脚上げ操作を実施したが、脚が下りていることを示すライトが点灯したままであったため、航空交通管制上の優先権を要請の上引き返した。

 

20.

7月31日

ジェイエア

ボンバルディア式CL-600-2B19型

JAL4323

名古屋飛行場

山形空港

名古屋飛行場

飛行中、航法表示装置の操作パネルに不具合が発生したことを示す表示があったため引き返した。

 

(注)

鳥衝突、被雷等によるものは含まない。
外国航空会社のものは、初期報に基づくもの。



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