北松浦半島体験型観光連携事業
(海洋クラスター都市構想)


対象地域:

長崎県:
 平戸市、生月町、田平町、大島村、松浦市、鷹島町、福島町、佐々町、小佐々町、江迎町、吉井町、鹿町町、世知原町
佐賀県:
 伊万里市、有田町
事業概要

 全国総合開発計画「21世紀の国土のグランドデザイン」では、”参加と連携”による国土づくり、地域づくりを推進するために、連携意識の醸成を進めるとともに、地域間の連携の主体が円滑に形成されることが重要であるとしています。
 長崎県北部、佐賀県西部にまたがる西九州北部地域は、経済的・社会的・歴史的に一体として存在してきたものの、本地域は九州の福岡経済圏をはじめとする5つの経済圏のいずれにも属さない空白地帯となっており、経済その他の情勢において厳しい状況に直面しています。この様な認識の下、本地域での都市間の有機的結合の可能性が強いという特性(クラスター特性)を活かして、多様な主体の参加と連携を得て地域の歴史・文化を大切にした安全で質の高い地域形成を目的とした「海洋クラスタ都市構想」が民間主導で進められています。
 本事業は、観光素材の有機的コーディネート及び心身の”いやし”を目的とした体験型観光システムのメニューを開発し、従来の観光協会、観光業界からの発送ではなく新産業の観点から取り組むことによって、本地域の交流人口の拡大を図ることを目的として、長崎県及び佐賀県の協力の下、実施したものです。
実施内容

@観光素材間の有機的コーディネート及び体験型観光システムのメニューづくり
 「NPO法人日本ヒーリング科学研究所」研究員及び本地域の観光担い手による研究会を開催し、地元観光素材と心身のいやしの結びつけについて研究・意見交換を行いました。
A観光モニター招致による観光素材の検証
 @を通じて作成した体験型観光システムのメニューに基づき、東京・大阪・福岡地区より合計10名の観光モニターを招致し、実際に観光メニューを体験して頂き、心身のいやしの効果を日本ヒーリング科学研究所施設を活用して測定し、観光素材の検証を行いました。
Bシンポジウムの開催
 @Aを踏まえ、今後の新しい観光のあり方や新産業づくり等をテーマとしたシンポジウムを開催し、広く意見交換を行いました。
事業結果

○事業の結果について、報告書として取りまとめました。
報告書