県境の川「新たな山国川流域」の連携と参加促進事業
〜県境の駅構想〜


対象地域:

大分県:
 中津市、三光村、本耶馬渓町、耶馬渓町、山国町
福岡県:
 豊前市、吉富町、新吉富町、太平町、椎田町、築城町、行橋市、苅田町、犀川町、勝山町、豊津町
事業概要

 全国総合開発計画「21世紀の国土のグランドデザイン」では、”参加と連携”による国土づくり、地域づくりを推進するために、連携意識の醸成を進めるとともに、地域間の連携の主体が円滑に形成されることが重要であるとしています。
 山国川を挟む大分、福岡両県境地域は、元来「豊前(ぶぜん)の国」として一体であり共有の文化・住民性が見られ、地元地域づくり団体が県境や行政区域を越えた地域づくり活動を18年間続けており、山国川の流域を一つのコミュニティと考える気運が芽生えてきております。
 本事業は、山国川流域のガイドマップである「やまくに川彩図(リバーサイドマップ)」を作成し、人・物・情報が行き交う、活力ある地域循環体制の構築につなげていくとともに、リバーサイドマップの作成に地域の人々が関わることにより地域づくりの実践活動となることを目的として、NPO法人「豊前の国建設倶楽部」の協力の下、実施したものです。
実施内容

@地域づくり実践家交流
 地域づくりの実践家を圏域から数名選定し、地域づくり活動等の活動状況や広域連携についての意向・要望などの意見交換を行いました。
Aワークショップの開催
 リバーサイドマップの作成に当たり、マップに盛り込むポイントの現地調査を行い、また、そのポイントについて地域づくりボランティアとの意見交換を行いました。
B山国川リバーサイドマップ(CD付き)の作成
 @Aを踏まえ、山国川流域の見どころをイラストで紹介したマップを作成しました。また、”音”で地域を楽しんでもらうため、流域の様々な特徴を表した”音”を収録したCDも作成しました。
事業結果

○リバーサイドマップでは、山国川を下流中流上流近流遠流域の5つに分け、名所や資料館、各種公共施設のほか祭りなどを地図とイラスト、簡単なコメントをつけて紹介しています。また、CDには、山国川を流れる水の音や、鉄橋を渡る電車の音、流域に伝わる民謡や祭りなど山国川流域の特徴ある”音”を収録し、”山国川「交境」”として編集しました。
NPO法人「豊前の国建設倶楽部」へ