ホーム >> 政策・仕事 >> 国土計画 >> 国会等の移転ホームページ >> 今までの取組 >> 国会等移転審議会 >> 公聴会の議事要旨/議事概要 >> 第1回国会等移転審議会公聴会(大阪)の概要

国会等の移転ホームページ

第1回国会等移転審議会公聴会(大阪)の概要

第1回国会等移転審議会公聴会(大阪)の概要日時: 平成11年1月26日(火)14時0分〜16時0分
場所: 大阪リーガロイヤルホテル
審議会委員出席者:森亘会長、宇野收委員、中村桂子委員、中村英夫委員
一般参加者: 総計216名

1.意見発表の概要

番号 性別 年齢 発表意見の要旨
1 55
  • 全てを御破算にして日本の設計図を描く必要。
  • ポイントは、1)地方分権の骨格づくり(道州制等)、2)大統領制導入と政府機能限定、3)心の教育の重視
2 61
  • 移転計画は利権の象徴。ゼネコン保障になるだけで、血税の無駄遣い。低所得の国民として反対。
  • まず消費税を減税し、国民生活を豊かにすべき。
3 60
  • 都市集中社会からタテヨコ・ネットワーク型社会に転換するには、道州制、広域市町村制が適当。
  • 災害対策やバランスある国土利用の点からも、三権を分散させるべき。(北海道、九州への衆参の分離配置も)
4 28
  • 移転によって、政治・経済が同じ地にあることによる構造的な弊害を排し、また、公平な地域間競争ができる環境づくりを行うべき。
  • 若者として、将来の日本が今のままでは困る。
5 56
  • 首都の所在地は、世界が認める日本文化の上に立って日本文化を創造できる所、自然豊かな所、国土の中央部が適当であり、畿央地域がよい。
6 55
  • 東京集中是正には大阪への移転がよいとも思うが、新たな集中を避けるため、未開発地が多く、近畿と中部の広域交流が可能な畿央地域が適当。
7 67
  • 移転によって、1)東京中心型システムの改革、2)心の豊かさを重視する教育への転換、3)新都市での国際交流の充実(国連機関の立地推進等)等を図るべき。
8 52
  • 東京至上主義を改革し、我が国らしい「新しい日本のかたちと心」を創造するためにも移転が必要。
  • 外交や国際交流に重点を置いた国際的政治文化首都を創るべき。

2.出席した各委員の感想等

  • 日本は転換期にあり、現行システムのままでは将来はなく、規制緩和、分権、中央政府のスリム化等の取組が必要との御意見には、自分も同感。
    こうした取組を実行するには、国民レベルでの盛り上がりが必要で、首都機能移転は、こうした盛り上がりを呼び起こし、また、時代が変わったことを象徴的に示すものになる点で意義がある。
  • 日本は大好きだが今のままでは困るという28歳の方の御意見を聞いて、何とかしなければと思ったし、首都機能移転が活かせると思った。
    明治初期は外国に学ぶべきところがあったが、現在の変革期は自分で考えなければならない。移転が自ら新しいシステムを創る契機になればと思う。
    東京に集まる情報は偏っており、地域にしかない魅力的な情報は多い。こうした情報を生かし、住民主体の社会を創るために、「小さな移転」が有効。
    首都機能を移転したって何も変わらないとの御懸念は、誠にもっとも。多くの女性も参加して、これからの日本をどうしたいか皆で考えながら進める移転にする必要がある。
  • 本日、若者や女性が少なかったのはいささか残念。大多数が肯定的であったこと、東京一極集中問題に対する意識が高いことは印象的だった。
    本日少し欠けていた議論として、災害対応力の問題がある。今のまま東京が被災すれば我が国の中枢機能がすべて同時被災し、日本全体の問題となり、ひいては東京地震発の世界大問題が起きることは間違いない。すべての機能が集中している不安定な状況は早く避けなければならない。
  • 賛成にしても反対にしても、様々な観点からの御意見を伺うことができ、大変参考になった。
    新官邸、新庁舎の整備をなぜ今やるのかという素朴な疑問があったが、説明では理解できても、第一印象の点では、損をしている。
    個人的な考えではあるが、審議会は、過去からの流れの中にあり、前に結論づけたことは尊重する必要があるが、一方で、もとの考え方は何であったか、それに沿っているか、もとの考え方が今ぴったりかを立ち止まって考え、反省しながら進むべきではないか。

今後も、御意見があれば、事務局に提出いだければ、まじめに拝見していきたい。

ページの先頭へ