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第1編 - 3章 重みづけ手法による総合評価(1)

1.重みづけ手法による総合評価の概要と特徴

(1)総合評価手法の選定

各対象地域の総合評価に当たっては、客観性に留意しながら複数の手法を検討した。
総合評価の手法としては、重みづけ手法の他、金銭に換算する手法、足切り法及び定性的な記述法が想定される。
このうち重みづけ手法は、

1) 金銭換算できないような項目を含めて、多様な評価項目を扱うことができる。
2) 客観性を保持しつつ、首都機能移転に係る16の分野の調査結果をすべて反映することができる。
3) 透明性の高い手法である。

また、既に空港等のプロジェクトの立地選定に対する適用実績があるといった特徴を有することから、重みづけ手法が適切と判断し、この手法を適用することとした。

(2)適用する総合評価関数

基本的には以下のような重みつき線形関数を総合評価関数として用いる。

重みつき線形関数
n
U=Σ wi ui
i=1
ただし、U:総合評価点、wi:評価項目iの重み、
ui:評価項目iの評価点、n:評価項目の総数

(3)重みづけの方法

重みづけに当たっては、一対比較法と直接評価法の両者を用い、結果として得られた重みの値のうち、評価者の実感とより一致する方の値を基本的に採用することとした。
重みづけの具体的な方法については、こちらを参照してください。

(4)総合評価の体制と分担

評価項目ごとの評価と評価項目間の重みづけは、公正性を重視し、次のように作業の分離と分担を行うこととした。

1) 国会等移転審議会及び審議会委員
審議会は、移転先候補地の選定を任務として設置されていることから、審議会においては、1)重みづけ手法の適用の決定、2)各評価項目の評価方法の決定、を行うこととし、さらに審議会委員においては、3)「国土構造改編の方向」及び「文化形成の方向」の観点からの各地域の評価、4)各評価項目に対する重みづけ、に係る作業を行うこととした。

2) 国会等移転審議会調査部会及び各分野の検討会等
審議会調査部会は、専門の事項を調査審議するために設置されており、また専門分野ごとに設置された検討会等は、審議会より専門の事項に係る調査を依頼されていることから、1)各評価項目の評価方法の案の作成、2)審議会で決定された評価方法に基づく評価の実施と結果の報告、を行うこととした。
なお、「国土構造改編の方向」及び「文化形成の方向」の評価項目については、評価に関する多様な意見が存在し、また評価者の価値観等が深く係わることから、関係の検討会の検討結果を踏まえて作成された評価要素に沿って、審議会委員が各地域を評価した。

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