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おわりに

審議会は、首都機能移転は一朝一夕にして完成するものではなく、新都市は、未来の世代も含め、今後長い年月をかけて国民が育てていくものであると認識している。この答申を契機に、首都機能移転について国民の間で更に理解が深まるとともに、論議も進み、広範な合意形成が行われ、やがては新都市の育成が国民全体の願いとなることを心から期待する。

首都機能移転に関する検討をこれまで主導してきた、国権の最高機関である国会においては、この答申を真摯に受け止め、我が国の将来を大局的な観点から検討し、内外の批判に耐え得る適切な結論を速やかに導かれるよう、切望する。

また、国においては、国会における検討状況も見極めつつ、移転に当たっての体制、手順等について所要の検討を進められたい。

これまで繰り返し述べたように、首都機能移転は、我が国の将来にかかわる、世紀を越える大事業である。審議会における調査審議に当たっては、膨大な資料と作業を必要とし、そのために種々の関係方面及び多くの方々の御協力を仰いだ。それらすべての方々に感謝の意を表したい。
とりわけ、各調査対象地域の方々の御尽力は大きく、いずれの地域の方々からも、当該地域に関する資料はもとより、首都機能移転に関するそもそもの考え方等についても貴重な御教示をいただいた。このような大構想は、審議会が選定した少数の移転先候補地の関係者の方々のみでなく、関係したすべての地域の方々が一体となって、先駆的構想として推進してこられたものと理解している。深い敬意とともに感謝申し上げたい。

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