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II. 新都市の持つべき機能とそれらが与える影響

(4)学術研究機能

ここでは、学術研究機能について、大学及び研究機関に着目し、その立地状況を整理することとした。
「The World of Learning 1999」(Europa Publications Limited)によると、このうち大学については、首都機能都市に立地する割合が最も高いのがイギリス、ベルギーであり3割以上である。次いで、2割以上集積しているのが、フランスである。これら以外の首都機能都市では1割以下の集積に過ぎない。
また、研究機関については、首都機能都市に立地する割合が3割程度と比較的高く集積しているのが、カナダ、スイス、フランス、ベルギーである。アメリカ、イギリス、オーストラリア、オランダ、ドイツは1割程度となっている。

表 大学及び研究機関の立地状況
都市名 大学 首都機能都市への立地割合 研究機関 首都機能都市への立地割合
アメリカ(ワシントンD.C.) 9 1% 13 10%
アメリカ(その他) 911 - 118 -
イギリス(ロンドン) 62 34% 19 10%
イギリス(その他) 123 - 163 -
オーストラリア(キャンベラ) 2 5% 4 9%
オーストラリア(その他) 37 - 43 -
オランダ(ハーグ) 3 6% 6 12%
オランダ(その他) 44 - 44 -
カナダ(オタワ) 4 6% 10 28%
カナダ(その他) 59 - 26 -
スイス(ベルン) 2 6% 9 32%
スイス(その他) 30 - 19 -
ドイツ(ベルリン) 7 5% 14 10%
ドイツ(その他) 122 - 132 -
フランス(パリ) 50 22% 82 27%
フランス(その他) 173 - 219 -
ブラジル(ブラジリア) 3 2% 3 3%
ブラジル(その他) 118 - 92 -
ベルギー(ブリュッセル) 15 35% 22 31%
ベルギー(その他) 28 - 49 -
日本(東京) 55 34% 47 41%
日本(その他) 107 - 67 -

出典: Europa Publications Limited 1998「The World of Learning 1999」
1) ヘッドオフィスのみカウントしている。
2) 上記資料の区分、Learned Societies、Research Institutes、Libraries and Archives、Museums and Art Galleries、Universities、Colleges、Higher Institutesのうち、大学については (Universities + Colleges)を、研究機関については Research Institutesを対象としている。

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