アンケート調査によると、首都機能が北東地域、東海地域、三重・畿央地域のそれぞれに移転した場合の新都市とその他の都市との関係については次のような結果となった。
北東地域に移転した場合は、「新都市は東京圏と密接な関係をもつ都市になる」とする人が71.7%と非常に多い。
東海地域に移転した場合は、「東京以外の都市との関係が強まり経済圏を形成」が60.6%と最も多く、「新都市は東京圏と密接な関係をもつ都市になる」も57.5%と多い。
三重・畿央地域に移転した場合では、「東京以外の都市との関係が強まり経済圏を形成」が63.8%と最も多くなっている。
また、「各地方と均等にネットワークを形成した都市になる」という項目については、東海地域、三重・畿央地域に移転した場合は40.9%、39.4%となっている。
このように、新都市とその他の都市との関係は、新都市が立地する地域によって異なると認識されており、こうした関係の違いが新都市の個性や文化的方向に影響を与えると考えられる。
図 新都市とその他の都市との関係
北東地域に移転した場合
東海地域に移転した場合
三重・畿央地域に移転した場合