アンケート調査によると、北東地域、東海地域、三重・畿央地域のそれぞれに移転した場合の新都市のイメージについては、下記のようになった。
北東地域に移転した場合では、「自然環境と調和した生活を楽しめる環境共生都市」が83.5%と際だって高く、ついで、「落ち着いた静かな環境を有する都市」が62.2%、「政治・行政機能に特化したコンパクトな都市」が54.3%と高い。
東海地域に移転した場合では、「高度情報化社会をリードするような情報通信都市」が60.6%と高く、ついで「国際会議が頻繁に開催されるような外交都市」が46.5%、「物事に柔軟、迅速に対応する軽やかな都市」が44.9%と高い。
三重・畿央地域に移転した場合では、全般的に均衡した期待がみられるが、その中では「政治・行政機能に特化したコンパクトな都市」が50.4%、「高度情報化社会をリードするような情報通信都市」が48.0%、「従来の日本文化を継承しつつ、新しい日本文化を体現する都市」が45.7%と高い。
こうした結果から、地理的違いが、その都市のイメージにも影響を与えると考えられていると整理することができよう。
図 新都市のイメージ
北東地域に移転した場合
東海地域に移転した場合
三重・畿央地域に移転した場合