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自然的環境に係る検討について

(4)野生生物の生息の観点からみた緩衝機能
自然林の周辺に分布する二次林等は、自然林を主な生息地とする種の個体群を維持する機能や、これらの種と人間の活動が相互に及ぼす影響を緩和する機能を有することから重要と考えられるため、その把握を行った。

1)山地性の野生生物にとってコアになる生息地(自然林等)と市街地の間に位置する二次林は、それ自身の自然性がそれほど高くなくとも、緩衝帯(バッファー)として高く評価される。

2)ここでは、コアとなる自然環境の指標として、次のものを用いる。

  • 自然林(植生自然度8・9)及び自然公園
  • 奥山に生息する代表的な大型哺乳類であるツキノワグマとカモシカの分布域

<特性把握の方法>
(1) コアとなる自然環境の分布図作成
  (自然林・自然公園・クマ・カモシカ分布)
(2) コアになる自然と市街地の間に位置する二次林、及びクマ・カモシカの分布域の周縁部分を、緩衝帯機能からみた重要場所として目測で読み取り

資料: 第4回 自然環境保全基礎調査:植生調査結果、動植物分布調査結果 環境庁自然保護局 1993

<特性把握の手順>

手順の図。コアとなる自然環境分布図の作成(自然植生、自然公園、クマ・カモシカ分布)→緩衝帯機能を有するとみなされる場所の読み取り。

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