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第2編 首都機能移転による災害対応力の強化に係る検討

(2)防災対策から見た交通、情報ネットワークの特性

1)阪神・淡路大震災におけるネットワークの被災・復旧状況

1.交通
兵庫県南部地震では、阪神間の交通ネットワークに大きな被害が発生し、新幹線をはじめ全ての鉄道が停止し、高速道路など全ての幹線道路が通行止めとなった。
このことは、単に阪神間の交通が遮断されたということにとどまらず、阪神地域を境に我が国における東西間の主要陸上交通路が遮断されたことを意味し、道路や鉄道は大きな迂回を余儀なくされ、航空機や船舶等による代替輸送が行われたが、その影響は極めて広範囲かつ長期間に及んだ。

2.情報
情報通信関連では、交換機、通信ケーブル等が被害を受けた。交換機については発災翌日までに全面復旧し、ケーブルなどの被害も発災後約2週間で完全に復旧した。また、この地震では電話の輻輳が発生した。地震発生当日には、平常時ピーク時の50倍、発災翌日には約20倍程度の電話が被災地域に集中したためであり、輻輳対策として通話規制が実施された。

なお、東海地震については、地震防災基本計画(中央防災会議決定)に基づき、警戒宣言が発せられた場合、高速自動車国道においては、地震防災対策強化地域への車両の流入制限や列車の進入制限などの交通対策及び避難状況等に関する情報の収集・伝達等、各種の措置が講じられることになっている。

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