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火山災害に係る検討について

数万年〜10万年に1回の頻度で、全国にわたるような大規模な降下火砕物を発生させる規模の火山噴火は、日本の火山を見ると過去に少なからず発生している。これらの噴火では全国的に1cm〜10cm程度の堆積があった。以下にその代表的事例として、姶良Tn火山灰の等層厚線図を示す。これは約2万5千年前に鹿児島湾奥部の姶良カルデラで発生した噴火によるものであり、数万年オーダーの噴火の危険性を知ることができる。この噴火では、中央地域、三重・畿央地域あたりで20cm、北東地域でも10cm程度の降灰実績が見られる。図9で点線は堆積物として認定できる分布限界を示している。

図9 姶良カルデラ形成時の降下火砕物噴火実績

(姶良Tn火山灰、25,000年前、1.1×1011m3)
(出典 「火山灰アトラス」)

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