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2.首都機能移転による国土構造改編効果

(2)中央地域(東海地域)

(1)多軸型国土の形成

「4つの国土軸それぞれの特色を生かした社会経済活動が、国土の中央で出会い、交流により相互に触発されることを通じ、各国土軸における多彩な生活・文化・産業等の形成が促進される。」
「西日本国土軸における東京への高次機能の偏在是正、太平洋新国土軸の首都機能への近接化などの他、日本海国土軸や北東国土軸についても東京を経由しない形で他の国土軸との交流が期待され、東京を頂点とした社会経済構造からの脱却に大きく寄与する。」

(2)多極型の国土形成

「東京との2極構造あるいは関西を含む3極構造が形成され、他の大都市とともに公平な競争を行うことにより、企業の東京一極集中立地を軽減し、多極構造の国土に変わることが期待できる。」
「関西圏に隣接する中部圏に新しい首都機能都市が生まれて、世界の目がそこに向く時代がくると、関西圏としてはますます中部圏との一体性を強めていくことが可能になる。関東圏と関西圏の関係も中部圏を媒介にしながら極めて緊密なものになる。」

(3)全国的交流の中心

「東京や他圏域と結ぶネットワークが容易に構築され、重層的、複合的な交通ネットワークの形成が促進されることにより、現在の東京中心の体系に変革をもたらし、分散型国土形成に資することができる。」
「多くの国民が往来する国民経済コストの面から最も合理的で、全国を視野に入れた人、物、情報の交流拠点としての役割を果たし、新国土軸の形成を促進するとともに国土の均衡ある発展を導くことができる。」

(4)国際社会との連携

「東西南北の勢力を結集し、21世紀型超広域産業経済圏の形成を促進することで、アジア・太平洋時代の進展、世界的大競争時代の中で、日本が活力をもって世界をリードしていくことが可能になる。」
「21世紀に向かってアジアの位置づけがますます重要になる中で、西日本地域の役割が大きくなることから、西日本地域に近い位置に首都機能を移転することで、アジアの一員としての日本の姿勢を示すこととなる。」

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