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国会等の移転の歴史的意義は

我が国は、これまでも、大きな時代の転換期において、その時々の要請に対応するため、政治の中心を移転することを伴う国政の改革を行い、新しい時代にふさわしい統治制度をつくり上げてきました。

奈良時代末に律令体制が動揺すると、平城京から平安京に都を移し、それまでの行き掛かりを離れて政治を一新することに成功しました。平安時代に武士の勢力が拡大してくると、鎌倉に政治の中心が移り、武家政治の基礎がつくられました。明治維新においても、古い伝統やしきたりを色濃く残す京都から離れて、江戸を改称した東京を新たな国づくりにふさわしい首都として選択し、殖産興業、富国強兵を旗印に急速な近代化を図り、東京を中心とする中央集権体制を確立して、今日の繁栄の基礎を築いています。

戦後50年を経て、我が国を取り巻く内外の環境は激変し、今や、我が国は、重大な転換期にさしかかっています。これに対処するため、現在、地方分権、規制緩和、中央省庁等改革などの国政全般にわたる歴史的な諸改革が進められていますが、この流れを本格的な軌道に乗せ、新たな時代を築くためには、我が国の将来を見据えて、明治期以来の現行諸制度を、その根源に立ち返って見直すことが必要です。

我が国では、歴史的転換期において、国政改革と併せて政治の中心を移転し、人心を一新して新しい時代に対処してきましたが、現在の内外の諸情勢をみるとき、我が国は、今、正に歴史的転換を図るべき時期にあるものと考えられます。

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