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新都市の整備に当たっての留意点は

新都市は、我が国の進むべき方向を国の内外に示す象徴となるべきものです。

その整備に当たっては、新世紀にふさわしいものとなるよう、次のような配慮が望まれます。

(1)新しい情報ネットワークシステムの構築

新都市は、情報化時代にふさわしく、最先端の情報技術を最初から備えた都市として整備することが必要です。新しい横断的な情報ネットワークシステムを構築し、様々な情報の共有、相互利用を進めることが重要です。これにより、首都機能を担う各機関の業務の在り方は抜本的に改善され、政策立案機能の向上、行政組織の効率化、国民に対する行政サービスの充実が進むとともに、世界的な知的活動や様々な情報の交流拠点となることが期待されます。

こうした基盤の整備に当たっては、今後の更なる通信技術の進歩に備えて、できる限りの弾力性を確保しておくことが必要です。

(2)環境への配慮

新都市の整備に当たっては、様々な知識と技術を積極的に導入して、現状の良好な環境の保全に十分な配慮を払うとともに、新たな自然的環境を積極的に創り出すことにより、人と自然が近接し、環境と共生する先導的な都市として、世界の範となるよう努めるべきです。また、省エネルギー、リサイクル等を徹底し、排出される環境負荷を最小化するとともに、他の地域における環境負荷の低減にも貢献し、さらには全地球的環境問題に対しても積極的に寄与していくことが求められます。

(3)国際政治都市としての機能の確保

新都市では、国際政治都市としてふさわしい場と機能を備え、空港への交通の確保はもとより、国際的な政治活動や交流の拠点となる会議施設や迎賓施設、様々な文化の共存する大使館街等が整備され、国際化に対応できるまちづくりを行う必要があります。

(4)風格ある景観の形成

新都市は、我が国の伝統文化に根ざしつつ、我が国の新しい姿を内外に示すものとなります。国政の中心地としての風格を備え、国民に開かれた政治と行政にふさわしい、親しみとゆとりのある景観が望まれます。自然的景観にも配慮した、いわば一国の応接室としてふさわしい新都市を形成するようにすべきでしょう。

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